JRT四国放送

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全国各地に点在する「オートバイ神社」と呼ばれる施設をご存じでしょうか。

「神社」とはいうものの宗教施設ではなく、ツーリングの拠点として地域活性化を目指すスポットです。

県内にも2月末、初めてのオートバイ神社が誕生しました。

三連休初日の3月20日、訪れた人たちを取材しました。

風を切るライダーたちが、また無事に帰ってこられるようにと、名付けられたこの場所。

阿波市吉野町、県道12号・鳴池線沿いにある「阿波風帰楼オートバイ神社」です。

2月末、県内初のオートバイ神社として誕生しました。

(阿波風帰楼オートバイ神社・前田晃良 オーナー)
「徳島県でバイクツーリングする人や、車が好きな人が集まれる場所が少ない」
「そういう人が集まって、楽しくしゃべって過ごせる場所、ツーリングスポットや県外の人が集まれる場所になればと思い」

3月20日の金曜日、春分の日、できたばかりのオートバイ神社の一日にカメラがお邪魔しました。

まずはこちらの2人組、関西からやって来ました。

こちらの女性は、オートバイ神社は初めて。

愛車の写真を撮るのが、初参拝のお約束です。

(阿波風帰楼オートバイ神社・ジュリア 宮司)
「入ります?」
「被写体がよくないから」
「はい」

お賽銭を投げ、ツーリングの無事を祈ります。

オートバイ神社に宗教的な意味合いはありませんが、寄せられたお賽銭は全額、交通遺児育英会に寄附されるそうです。

(店員)
「やー、めっちゃ久しぶり、今気づいた」

神社の横にはカフェも併設されていて、ライダー以外の人でも利用できます。

(神戸から)
「ほんまにこんな(大きな)イチゴ、大阪ではありえへん」

(大阪から)
「(オートバイ神社)しているから、関西の方からみんなバーっと来ている」

(記者)
「関西で(オートバイ神社)話題?)

(神戸から)
「そうですね、わたしの周りでは結構」

ライダーたちが集うことで、地域の活性化につながることも期待されています。

もちろん、県内からもライダーが訪れます。

こちらの常連だという鳴門市の男性。

(常連の男性・(鳴門市))
「休みの度に来ている、暇なけんな」

男性は、若い頃以来バイクから遠ざかっていましたが、還暦を迎え再び乗り始めたそうです。

その訳とは。

(鳴門市・60代)
「(バイク乗ったのは)することがなくて…」

今の愛車はお気に入りにカスタムしたカワサキのバイク。

ここでいろんなバイクを見るのも楽しいんです。

(鳴門市・60代)
「暇なけんな」

今度は同じバイクが3台。

徳島以外の四国3県から、オートバイ神社巡りで訪れました。

(ライダー歴28年・愛媛)
「この人のファンクラブです」
「いや違う違う」

愛媛から来たこちらの男性。

実はユーチューバーなんです。

「なお爺」というアカウント名で、愛車のホンダ「ゴールドウイング」に乗り、各地を旅する動画を配信しています。

(店員)
「めっちゃ大きい、すごい。車みたいな装備が付いてる、シートも温かくなる」

「ゴールドウィング」は1台・約400万円、ホンダの最高級モデルだそうです。

(なお爺・愛媛))
「ゴールドウイングにとりつかれているというか、バイク自体好きだが、その中でも、ゴールドウイングが自分の中では最高だと思っている」
「走るの目的で、何かに理由つけてテーマ、オートバイ神社を巡るツーリング」

「みんな三好の方」

(ライダー)
「そうです」
「三好からチームです40人ぐらい」

三好市のバイクチームです。

この日は「四国八十八景」を巡る、ツーリングの合間にこちらを訪れました。

(記者)
「仕事は?」

(ライダー)
「仕事はそれぞれ」
「この人は仕事を休んで」

リーダーの普段のお仕事は、介護タクシーの運転手。

忙しくてツーリングは半年ぶりだそうです。

(三好市・60代)
「介護タクシーはお客さん乗せるし、めちゃくちゃ気をつかう」
「バイクは1人で走れる、リラックスできるというか、解放されますね」
「参加できて良かった」

県内初のスポットであるライダーたちの止まり木、阿波風帰楼オートバイ神社。

新しい風がここから吹き始めています。