スコットランド代表のDFキーラン・ティアニー(C)Vagelis Georgariou/APS via ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ

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 3月下旬に英国遠征が控えている森保ジャパン。

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 現地16日、スコットランドサッカー協会が28日の日本代表戦(グラスゴー/スコットランド)、31日のコートジボワール戦(エバートン/イングランド)の代表メンバー26人を発表した。

 故障などで離脱していたナポリのMFビリー・ギルモア、MFスコット・マクトミネイにウディネーゼMFレノン・ミラーといった、セリエAでプレーする主軸の復帰が目を引く中、特に注目を集めているのが、地元の強豪セルティックでプレーする28歳DFキーラン・ティアニーだろう。

 2025年11月19日。北中米W杯欧州予選C組で、無敗で首位を走るデンマークをホームに迎えたスコットランド。勝ち点差「1」で追いかける中、2−2で迎えた後半アディショナルタイム。相手ペナルティエリア手前でクリアミスしたボールに反応したティアニーが、利き足の左足を振り抜くと、ボールはゴール左上に吸い込まれ、これがスコットランドを1998年フランス大会以来(7大会ぶり)のW杯出場に導くスーパー決勝弾に。地元の英雄として、スコットランド全土から大きな喝采を浴びた。

「このDFティアニーは、日本代表選手との縁の深さでも知られている」とサッカー関係者は続ける。

「彼がセルティックの下部組織でプレーしていた10歳の頃、特別に本拠地スタジアムで練習が許された日があった。途中で当時トップチームの司令塔だった元日本代表MF中村俊輔がゲスト参加した。聖地での練習が終わり、上気した下部組織の面々がベンチに座っていると、中村が近づき、ティアニーを指さしながら履いていたスパイクを脱いで『今日一番上手かったのは彼』といきなりプレゼントするというサプライズ。夢のような出来事にフリーズしていた姿が印象的だった。スパイクをガラスのケースに入れて自宅寝室に飾り、地元メディアの取材に『家宝にする。憧れのナカ(愛称)みたいな選手になりたい』と目をキラキラさせて話していたティアニーが、今や代表ユニフォームを着て大仕事を成し遂げた。スコットランドでも日本でも『あのエモい動画に出ていた少年が……』とSNS上で大きな話題となった」

 2014年にセルティックとプロ契約を結んだティアニーは、2019年にプレミアリーグの名門アーセナルに引き抜かれ、日本代表DF冨安健洋とチームメートになった。レンタル移籍先のスペイン1部レアル・ソシエダでは、日本代表FW久保建英と一緒にプレーしている。

 アーセナル、ソシエダでは度重なる負傷もあったが、2025年6月に古巣セルティックに戻ってからは、FW前田大然やMF旗手怜央ら多くの日本代表選手とプレーしている。

 ティアニーの主戦場は左サイドバック。日本代表戦では、対峙するFW伊東純也、FW堂安律とのマッチアップが見ものだ。

 ところで森保Jの「GK枠3人」の人選に大変動が起きている。鈴木彩艶は確定だとしても、第3GKはこれまでにない選考基準が適用され、代表実績やDFとの連携力も度外視されているという。いったいどういうことか。今、何が起きているのか。

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