2つの行動が脚光を浴びた旗手。(C)Getty Images

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 今季は精彩を欠くパフォーマンスでたびたび批判を浴びてきた。モチベーション低下を指摘されたことも少なくない。だが、名門セルティックのファンは旗手怜央のパーソナリティーを知っている。

 3月に入って宿敵レンジャーズとの2試合で印象を残し、復調傾向にある旗手。3月14日のマザーウェル戦では、失点につながるミスで再び厳しい声を突き付けられた。ただ、ピッチ外での振る舞いに賛辞が寄せられている。

 セルティックの専門サイト『Celts Are Here』で取り上げられたのは、2つの光景だ。まずは試合前、配慮が必要なサポーターと入場した際、旗手が子どものファンの手をとって導いた場面だ。その温かい心配りが称賛された。

 Celts Are Hereは「ちょっとした交流だが、この日がどうあるべきかをまさに表していた場面だ」と報じている。

「配慮が必要なサポーターにとって、サッカーは遠いものに感じるときがある。だが、こういった場面は、サッカーが歓迎される包括的なものだと感じさせるはずだ。スタンドのサポーターや動画で見た人たちは、そんなハタテの自然で温かい振る舞いに気づいただろう」
 
 もうひとつは、試合直後の様子だ。ホイッスルが吹かれると、旗手は明らかに落胆した様子を見せた。3−1と逆転勝利したにもかかわらず、だ。

 Celts Are Hereは「ここ数シーズンでファンが見てきた彼の性格を表していた。ハタテは真剣に責任を負う選手で、ミスを簡単に済ませることが滅多にないのだ」と伝えている。

「今季は彼にとって、素晴らしいパフォーマンスと静かに終わった試合が混ぜ合わさったシーズンになっている。好不調の波もあった。だが、ここ数週間はセルティックの今季をつなぎとめるのに中心的な役割を果たしてきた」

 人柄への賛辞は、旗手のグラスゴーでのこれまでの功績を物語っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】称賛された少年ファンへの振る舞いと試合後の落胆ぶり