「危機的状況」 原油高騰で農家や物流業者から悲鳴【徳島】
中東情勢の緊迫化を受け、県内にも影響が出ています。
特に心配なのが、原油価格の高騰による、暮らしや企業への打撃です。
県内の農家や、生活物資を運ぶドライバーに現状を聞きました。
中東情勢の緊迫化を受け、ニューヨークの原油先物市場では3月15日、2月まで60ドル台だった代表的な指標が、一時1バレル=100ドル台まで上昇しました。
鳴門市大津町でイチゴやナシの栽培を行っている、フルーツガーデンやまがたです。
こちらでは、3か所のハウスでイチゴを栽培しています。
ハウス内の温度を調整するボイラーには、原油から精製される重油が使用されていて、価格高騰に対する心配の声があがっています。
(フルーツガーデンやまがた・山形龍生 取締役)
「ボイラーで燃料たいていますので、一番困ることなので、なるべく上がらないようにとは思っています」
「どこかのタイミングで下がってくれたら助かります」
現在、大きな打撃を受けているのは、やはり運送会社です。
(誠徳運輸株式会社・酒井一誠 代表取締役)
「もう今不安しかないというか。今までやってきた中で経験がないほど、危機的な状況でなないのかなと感じています」
上板町に事務所を構える誠徳運輸です。
酒井代表によりますと、ガソリン価格が先週と比べ50円ほど上昇したと言います。
トラック約100台を保有する誠徳運輸では、ガソリン1リットル当たり50円の上昇で、月に500万円ほど燃料費の負担が増えると言います。
(誠徳運輸株式会社・酒井一誠 代表取締役)
「上り幅が一気に上がったので、私たちもどうしたらいいのか」
「私たちでできることって考えたときに、どうすることもできないというのが業界の状況」
また16日、政府は民間企業に義務づけている70日分の石油の備蓄を55日分に引き下げ、「備蓄放出」を始めました。
(誠徳運輸株式会社・酒井一誠 代表取締役)
「非常にスピーディーな対応をしてくれたと思うが、どこまで価格が下がるか、私たちもまだわからない」
今後の見通しについても、中東情勢の緊迫化という根本的な問題が解決しない限り不安は残ると酒井代表は語ります。
(誠徳運輸株式会社・酒井一誠 代表取締役)
「物流業界も非常に厳しい状況が続いているので、根幹を揺るがすことに繋がるのではないか」
「早く戦争が終わってもらって、平和な生活に戻ってもらいたい」
