「空の命綱」が緊急事態 運休相次ぐドクターヘリの現状【徳島】
医師や看護師が救命医療にあたりながら、患者を搬送するドクターヘリ。
しかし、県立中央病院に配備されている関西広域連合のドクターヘリは2025年夏以降、運航休止が相次ぎ、4月以降については運航の見通しさえ立っていません。
(街の人は)
「必要なことだから、何とか行政の方でやってもらわないと」
「望ましいことではない」
「助かる命が助からないというようなこともありうる」
「飛ばなかったら大変やね、もしもの時」
「不安だらけです」
(森本アナウンサー)
「ここからは、不安定な運航が続くドクターヘリの現状についてお伝えします」
(豊成アナウンサー)
「こちらをご覧ください」
(豊成アナウンサー)
「徳島県も加わる関西広域連合には現在、8機のドクターヘリがあり」
「その運航を航空事業を手掛ける『ヒラタ学園』に委託しています」
(豊成アナウンサー)
「しかし、去年の7月以降、整備士不足が相次いでいて、徳島市の県立中央病院を拠点とするヘリは」
「ほぼ毎月1週間程度の運休を余儀なくされています」
(森本アナウンサー)
「運休の間の対応は、どうなっていますか?」
(豊成アナウンサー)
「近隣のドクターヘリなど、代替のヘリで対応することになっています」
「特に今月は休止期間が長く、各地で2週間、徳島のヘリは合計15日間運休することが決まっています」
(豊成アナウンサー)
「そして、県によりますと、2025年夏以降から1月末までで代替ヘリで対応した事案は6件だったということです」
(森本アナウンサー)
「気になる今後の見通しは?」
(豊成アナウンサー)
「8機のうち徳島を含む、こちらの4府県のヘリが今月末で『ヒラタ学園』との契約が終わります」
「しかし、新たな運航委託先が決まったのは、京都・滋賀を拠点とするヘリと、鳥取県のヘリで、徳島と大阪は今も委託先が決まっていません」
「こうした状況に県の担当者も頭を悩ませています」
(県医療政策課 救急・災害医療対策室・岡本理恵 室長)
「本県のように山間地が多い地理的条件の厳しい地域においては、(ドクターヘリは)救急医療にとっては社会インフラであるので」
「4月当初からの運航も厳しいというような状況を受けて、県としても非常に重く受け止めている」
「(今後も)運航会社と調整を粘り強くしていき、何とか年度途中からでも数か月単位でも運航頂けないかというのを要望していくつもり」
「あらゆる手段を講じて救急医療に支障が生じないように、関係機関の皆さまと一緒に尽力していきたい」
(豊成アナウンサー)
「東京都でも同じように、4月以降の運航委託先が見つかっていない状態で、人手の確保は全国的な課題ということです」
(森本アナウンサー)
「『救える命を確実に救う』ためにも、国も加わり、戦略的に人材育成の環境を整える必要があるのではないでしょうか」
(豊成アナウンサー)
「ここまで、運休が相次ぐドクターヘリの現状についてお伝えしました」
