JRT四国放送

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テレビの前のみなさんは、とくしま動物園のアミメキリン「はっさく」をご存知でしょうか。

来園からもうすぐ丸2年ですが、臆病な性格もあって今もなお、お披露目に向けて奮闘中です。

「はっさく」のこれまでの奮闘ぶりと、今をご覧ください。

2年前、とくしま動物園ステラプリスクールアニマルキングダムに、新たな仲間、アミメキリンのオス「はっさく」がやってきました。

神経質といわれるアミメキリンの中でも、特に慎重で繊細な性格で、お客さんの前へなかなか出られませんでした。

来園から2か月、獣舎から展示場へ移動するトレーニングをするも…。

(飼育員)
「はっさくおいで」

眺めては引き返すの繰り返し、すぐに獣舎に戻ってしまい、飼育員らも頭を悩ませます。

そんな中、2025年9月。

「はっさく」のパートナーとして、メスのアミメキリン「アリス」が来園しました。

そこで考えたのがこの作戦。

物怖じしない性格の「アリス」が先に展示場に入り、それに続いて「はっさく」も展示場に入らせるというもの。

しかし、それも失敗。

なかなかうまくいきません。

繊細なはっさくは、展示場で暮らすシマウマやカピバラを怖がります。

それならば展示場に柵を設けて、図の赤い箇所まで出てきてもらおうという作戦です。

柵の手前で飼育員が手を振って、はっさくを呼び続けること1時間。

(飼育員)
「頑張れはっさく」
「こっち、あと一歩や!」
「あ、出た!出た出た出た!全部出た!!!」

「はっさく」の4本の脚は、これまで踏み込めなかった展示エリアへようやくたどり着きました。

誇らしげな「はっさく」に飼育員も…。

( 飼育員・兒島健一さん)
「でました!良かったです、長かったです!『はっさく』が頑張ったおかげです」
「職員一同、頑張った甲斐がありましたありがとうございます」

来園から1年3か月、大きな一歩を踏み出したはっさくでした。

(記者)
「あれから8か月、はっさくはどんな成長を遂げたのでしょうか」
「あそこに出てきているのは『はっさく』でしょうか、前回『はっさく』が勇気を出して超えたラインのところまで来ました」
「軽々と越えていきました、すごい成長です」

( 飼育員・兒島健一さん)
「一歩出てからは、スムーズに出てきてくれました」

最初の一歩を踏み出し、大成長を遂げたはっさく。

そんな姿を見た「アリス」も、すぐに展示場に出るようになりました。

今では、運が良ければ2頭のキリンが並ぶ姿を楽しむことができます。

(飼育員)
「はっさく入るよー」

そんな「はっさく」が今行っているトレーニングを見せてもらいました。

(飼育員)
「いけるいける、そー。ボディー ボディー。そー グー」

蹄のケアをするためのトレーニングです。

蹄が伸びて、歩行困難となるのを防ぎます。

台に足をのせるところから足を曲げる、足の裏を見せる…、と段階を踏んで、蹄を削ることができるようになるまで、トレーニングを重ねています。

(飼育員)
「はいおいで」

一方、「アリス」の方は初期のトレーニング中で、名前を呼んだところまで来て、ターゲット棒に鼻をタッチするなど、人に慣れるトレーニングを繰り返し行っています。

今後の目標はあの柵の向こう、カピバラたちのいる展示場に出ること。

その姿は、いつ見ることができるのでしょうか。

( 飼育員・兒島健一さん)
「今まで時間かかりましたので、2頭の時間に合わせてゆっくりマイペースで」
「事故のないようにいきたいと考えている」

それでも、怖がっていたカピバラにも、今では自分から近づくようになりました。

もうすぐ来園から丸2年を迎え、私たちに大きな成長を見せてくれた「はっさく」。

「アリス」とともに、柵の向こうへ行く日が来るのは、そう遠くはなさそうです。