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 俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳だった。訃報を受け女優の米倉涼子(49)が自身のSNSを更新。追悼コメントを発表した。

 米倉は、自身が主演を務める人気ドラマシリーズテレビ朝日系「ドクターX」で西田さんと共演。8日に都内で行われた映画「劇場版ドクターX」(監督田村直己、12月6日公開)の完成報告会見もともに出席していた。

 米倉はストーリーズで「西田さん 突然の訃報に接し、言葉もありません…」と追悼。「一昨日写真をのせるからね!と話したばかりなのに」と直前まで会話していたことを告白。訃報の約1時間前には西田さんとの食事中の2ショットをストーリーズに投稿していたばかりだった。

 続けて「悲しすぎて悲しすぎてまだ信じられません」と悲痛な胸の内を吐露した。

 同シリーズは2012年10月にテレ朝で第1シリーズが放送され、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが武器の外科医・大門未知子が主人公。数々の騒動を起こしながらも手術や治療を成し遂げるために突き進んでいく。西田さんは病院院長の蛭間重勝役として長年同作品を支えてきた。

 

 西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。76年にレギュラー出演した「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(ともにTBS)で注目され、人気に。

 映画「釣りバカ日誌」シリーズは88〜09年まで22作に主演。歌手として、1981年4月に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットするなどし、NHK紅白歌合戦に4回出場した。

 バラエティー番組では2001年から朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に起用。2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。