スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』、中村錦之助が負傷により休演

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 博多座は16日、公式サイトにて、スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演している歌舞伎俳優の中村錦之助(65)が負傷し休演すると報告した。

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 発表で「スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』 中村錦之助 休演のお詫びと配役変更のお知らせ」と題し、「博多座 スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演をしております中村錦之助ですが、負傷のため、本日10月16日(水)より22日(火)千穐楽まで休演し、下記のとおり配役を変更して上演いたします」と説明。熊襲弟タケルを中村歌之助、尾張の国造を市川青虎が務めるとした。

 最後に「なにとぞ、あしからずご諒承くださいますようお願い申し上げます」とつづった。

 スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』は、日本神話におけるヤマトタケルの波瀾(はらん)に満ちた半生を、「古事記」を題材に哲学者・梅原猛氏が書き下ろし、新たな構想のもと、独創的なドラマとして築き上げた。1986年の初演時には、宙乗りをはじめとした演出が演劇界でも話題となり、“スーパー歌舞伎”という新たなジャンルを打ち立てた。