記者会見に臨むドジャースの大谷=10日、ロサンゼルス(代表撮影・時事)

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 【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は11日、ナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)最終第5戦のパドレス戦(ロサンゼルス)に臨む。

 ここまで2勝2敗で、勝利チームがメッツとのリーグ優勝決定シリーズに進出できる大一番となる。

 パドレスの先発はダルビッシュ有投手。主砲として本拠地で迎え撃つ大谷は「前回(登板)も素晴らしかった。型にはまらず、どういう状況でもうまく投げられる強さがある。自分も、チームとしても、そこに対応していくことが一番大事」と警戒する。日本を代表する両選手の対決は勝敗の行方を左右しそうだ。

 ダルビッシュは第2戦で多彩な球種を駆使し、大谷を3打数無安打に抑えた。「反応を見ながら、セット(ポジション)に入って(球を)長く持ったり、足を上げる時間を変えたりとか。そういうことは全体的にやった」。地区シリーズ最初の対戦は経験豊富なベテランに軍配が上がったが、再戦ではどんな結果になるか。

 ドジャースの先発は山本由伸投手が務めることになり、両投手の投げ合いという面でも注目を集める。「個人的に仲のいい選手なので、投げ合えるのはすごく幸せ」とダルビッシュ。パドレスには松井裕樹投手も所属する。日本選手の活躍が多く見られる決戦になりそうだ。