松本人志VS週刊文春「和解」向け協議も難航か 11月11日審理へ…最大のネックは「女性への謝罪と公表」巡る綱引き

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ダウンタウンの松本人志さんの「週刊文春」の記事を巡る裁判で、延期になっていた審理が11月11日に非公開で行われることが分かった。
再び審理に入った理由をフジテレビ社会部・知野デスクは、「和解が順調には進んでいないことが明らかになった形」だと話す。和解に向け協議を進めていたというが、なぜまた審理することになったのだろうか。

和解へ向け進めていたはずが…再び審理に

ダウンタウンの松本人志さんの「週刊文春」の記事を巡る裁判が新たな進展を迎えた。延期になっていた審理が、11月11日に非公開で行われることが分かったのだ。

両者は、和解を視野に協議を進めていたという。

フジテレビ社会部・知野雄介デスクによると、「異例ともいえる審理延期の状態になっていた。次の審理に入ったことで、和解が順調には進んでいないことが明らかになった形」だと話す。

松本さんは、性的な被害を受けたとする女性の証言を掲載した「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、「週刊文春」側に約5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求めている。

問題の発端となったのは、2023年12月に発売された記事で、2015年に松本人志さんから東京都内のホテルで性的な被害を受けたとする2人の女性の証言が報じられたのだ。

そこで女性の1人は、松本さんと寝室で2人きりにされ、突然キスをされるなど性的行為を迫られたと訴えていた。

そして、SNSで「事実無根なので闘いまーす。」と宣言した松本さんは、裁判に注力するため芸能活動を休止している。

こうして2024年3月28日に開かれた第1回口頭弁論では、松本さんは訴状の中で、「一方的な供述だけを取り上げた、極めてずさんな取材活動に基づく記事」と訴えている。

さらに、性加害問題が大きな社会問題となる中、松本さんが「性的な行為を強要した」というレッテルが貼られてしまえば、芸能活動を行う松本さんの社会的評価を著しく低下させると主張した。

次回の裁判は、2024年8月14日に非公開で行われる予定だったが延期となっていた。

“和解”最大ネック「松本さんの女性への謝罪と公表」

なぜ審理は延期となっていたのだろうか。

関係者によると、これまで松本氏側と週刊誌側で和解を視野に協議が続けられていたといい、「週刊文春」側は、女性への謝罪と公表などを求めているという。

フジテレビ社会部・知野デスクは、審理が延期していたことについて、「和解の最大のネックは、松本氏による女性への謝罪と公表。週刊誌側が求めていて、これを巡り水面下で綱引きが行われている」と解説している。

注目の審理は、11月11日午前11時半から行われる。
(「イット!」10月8日放送より)