大田泰示

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 DeNAの大田泰示外野手(34)が来季の戦力構想から外れていることが29日、分かった。

 大田は日本ハム時代の19年には20発を放ち、20年にはゴールデン・グラブ賞も受賞。21年オフに自由契約となり、DeNAに入団。移籍1年目の22年は62試合の出場も、熱くチームを鼓舞する姿で存在感を発揮した。

 プロ16年目の今季は開幕前に「左ハムストリング肉離れ」で離脱。同じ外野手ではドラフト1位の度会が開幕スタメンをつかみ、蝦名や梶原らの若手外野手が台頭。4月には筒香も加入。桑原や佐野も結果を残し、ここまで1軍昇格はなかった。

 この日はイースタン最終戦となるロッテ戦(横須賀)に「4番・DH」で出場し3打数1安打だった。2軍では70試合で打率2割6分4厘、1本塁打、15打点だった。

 また、楠本泰史外野手(29)も同様に来季戦力構想から外れた。楠本は17年ドラフト8位で入団。巧みなバットコントロールが武器で、今季は開幕1軍もわずか18試合の出場にとどまっていた。大田と楠本ともに現役続行を希望しているという。

 ◆大田 泰示(おおた・たいし)1990年6月9日、広島県生まれ。34歳。東海大相模から2008年ドラフト1位で巨人に入団。16年オフに日本ハムにトレード移籍すると、レギュラーに定着。19年には自己最多20発を放ち、20年にはゴールデン・グラブ賞を獲得した。21年オフに自由契約となりDeNAに入団。188センチ、96キロ。右投右打。