試合を決める決勝適時打を放った、ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地でのパドレス戦に「1番DH」で先発出場。同点の第3打席に適時二塁打、第4打席にも再びリードを呼び込む貴重な一打を放ち、チームの勝利に貢献。今季56個目の盗塁も成功させた。
終盤まで僅差の試合は、ドジャースが4-3で勝利。大谷の2本目の適時打が、試合を決める値千金の決勝打となった。

■明日勝てば、ドジャース地区優勝

試合は序盤から両チーム譲らず、息詰まるシーソーゲームに。初回にドジャースがテオスカー・ヘルナンデス外野手の適時打で先制するも、続く2回表にすかさずパドレスが反撃。ザンダー・ボガーツ内野手の一打などで2点を挙げてリードを奪うと、4回裏にはドジャースがギャビン・ラックス内野手と大谷の適時二塁打で再び試合の主導権を握った。
5回表には、パドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手がソロ本塁打を放って試合は振り出しに。大谷は再び同点で迎えた第4打席、2死一、二塁で相手3番手エイドリアン・モレホーン投手の5球目シンカーを捉えると、またもリードを取り戻す値千金の中前適時打を記録。56個目の盗塁も決め、イチローが持つ日本選手最多記録にも並んだ。
終盤まで熱のこもった試合は最終回、ドジャースの抑えマイケル・コペック投手がパドレス打線を無失点に抑えて逃げ切り。4-3で勝利し今季94勝目。明日勝てば、ドジャースの3年連続地区優勝が決定する。
米メディア『ドジャー・ブルー』の公式Xは、決勝打となった大谷の適時打を取り上げ「だから彼はMVPなのです」と投稿。勝利の立役者に惜しみない賛辞を贈った。