日経平均は3日続落で約3週間ぶりの安値…390.52円安の「36,657.09円」で取引終了。国内半導体銘柄が軟調な理由【9月5日の国内株式市場概況】
2024年9月5日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。
9月5日の日経平均株価は、為替市場で米ドル安・円高が進むなか、自動車や機械など輸出関連銘柄を中心に軟調な展開。加えて、レーバーデー連休明け3日の米株式市場では、半導体メーカー大手のエヌビディアが1銘柄としては過去最大となる9.5%の下落を記録し、たった1日で2,789億ドル(約40兆5460億円)が吹き飛びました。こうした流れを受けて、国内の半導体関連銘も総じて弱く、指数を押し下げる要因に。日経平均株価は柄前日比390.52円安の36,657.09円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが105銘柄、値下がりが115銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、中外製薬〈4519〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、花王〈4452〉、KDDI〈9433〉、三菱倉庫〈9301〉、アサヒグループHD〈2502〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億0,200万株、売買代金は4兆2,056.25億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、倉庫・運輸関連業、食料品、陸運業、空運業、建設業などが上昇した一方、保険業、医薬品、海運業、輸送用機器械、小売業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がACCESS〈4813〉で+161円(+12.96%)の1,403円、2位がサンウェルズ〈9229〉で+246円(+12.59%)の2,200円、3位がベステラ〈1433〉で+109円(+12.29%)の996円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がBEENOS〈3328〉で−199円(−7.13%)の2,591円、2位が泉州電業〈9824〉で−340円(−6.71%)の4,730円、3位がジャパンマテリアル〈6055〉で−121円(−6.70%)の1,685円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは25銘柄、年初来安値を更新したのは11銘柄でした。