給食の牛乳パックから環境考える 小学校700校に教材配布 日本テトラパック
日本テトラパックは、小学6年生の理科に対応した教材を制作した。教材は文部科学省から学校教育教材として選定され、9月から希望する全国の小学校700校に順次無償提供される。
制作した教材のタイトルは、「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」。学校給食の牛乳パックを題材に、地球環境の変化や紙パック製造会社の取り組みやリサイクルの重要性について学習できる内容となっている。
子どもたちにとって身近な牛乳パックを題材とすることで、地球環境を守るための行動を考えるきっかけを提供する。
牛乳パックの製造過程を通して、SDGsの目標の一つである「12.つくる責任、つかう責任」にも関連して学びを深めることもできる。
教材は、動画教材のDVD、希望部数の児童用冊子、教師用手引書をセットにして提供する。
同社は環境教育に積極的に取り組んでおり、社員が小学校に出向き特別授業を行う「出前授業」も実施している。
環境について学べる特設サイトでは、教員向けの資料やワークシートを無償でダウンロードできるようになっている。
「これからも身近な給食の牛乳パック『テトラ・ブリック』を題材に、容器の環境優位性やリサイクルの大切さを通して、子どもたちへの環境教育の支援に取り組む」(同社)と意欲をのぞかせる。