はまなす賞・タカラキングダムと金田利貴騎手 (C)ばんえい十勝

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 8月25日、帯広競馬場で行われた11R・はまなす賞(BG3・3、4歳・ダ直200m)は、金田利貴騎乗の1番人気、タカラキングダム(牡4・ばんえい・村上慎一)が勝利した。2着にクリスタルゴースト(牡4・ばんえい・長部幸光)、3着にジェイライフ(牡4・ばんえい・坂本東一)が入った。勝ちタイムは1:53.7(馬場水分1.7%)。

 2番人気で菊池一樹騎乗、ミチシオ(牡3・ばんえい・槻舘重人)は、5着敗退。

 全馬がスタートから勢いよく飛び出し、ほとんど横並びで第一障害を越える。道中はクリスタルゴースト号が積極的に先行し、ジェイライフ、ジェイヒーローらが追走。単勝1番人気のタカラキングダムは後方に控え、各馬ややばらけた形で第二障害へと進行。第二障害では、ミチシオ、マルホンリョウユウ、クリスタルゴーストがじっくりと息を入れ、ほとんど同時に仕掛けると、ジェイヒーロー、ジェイライフ、タカラキングダムら後続も登坂を開始。

 その中でクリスタルゴーストがすんなりとひと腰でクリア。続いてジェイライフ、タカラキングダム、ミチシオが障害を下りていく。残り30m、先頭を行くクリスタルゴーストに、鋭く脚を伸ばしてきたタカラキングダムが一気に先頭に立ち、そのまま押し切ってゴール。地力の高さを見せ、重賞4勝目を飾った。タカラキングダムを管理する村上慎一調教師ははまなす賞をキタノユウジロウで制した2019年に続く2勝目、騎乗した金田利貴騎手は初制覇となった。

1着 タカラキングダム
金田利貴騎手
「勝つことができて嬉しく思います。本当に厩舎の皆さんとオーナーに感謝しています。ゲートをスムーズに出すということを一番に考えていて、あとは普段通りの騎乗をしたいと思っていました。道中も目標にする馬を意識しながら騎乗していて、そこまで離されないでレースを進められました。柏林賞を取った時から、第二障害手前で馬の気合が入ってくる感じが伝わってきていて、今日もその感じがあったので行けるなと思いましたが、ゴール前は急に失速して本当に焦りました。良い状態が続いているのでこれからも活躍を見せられるように頑張りたいと思います。また応援よろしくお願いします」

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村上師「今後も上位を狙っていきたい」

村上慎一調教師
「勝つことができて嬉しいです。ずっと良い状態が続いていて、近走も良いレースをしていたので安心しながら見ていました。いつもスタートが遅れがちなのですが、今日は第一障害を下りた時にはそれほど離されていなかったので安心しました。今日はトップハンデでしたが、そこまで重量の心配はしていませんでした。しかし、ゴール際で止まりかけてしまったのは少なからず荷物が影響したのかなと思います。今後も上位を狙っていきたいと思います。今、安定して良いレースをしているので、これからも一生懸命頑張ってほしいと思っています。応援よろしくお願いします」

タカラキングダム 41戦14勝
(牡4・ばんえい・村上慎一)
父:キタノオーロラ
母:フジ姫
母父:ランタロー
馬主:下内美繪子
生産者:佐藤文明

【全着順】
1着 タカラキングダム 金田利貴
2着 クリスタルゴースト 赤塚健仁
3着 ジェイライフ 阿部武臣
4着 マルホンリョウユウ 鈴木恵介
5着 ミチシオ 菊池一樹
6着 スマイルカナ 西謙一
7着 ジェイヒーロー 西将太
8着 ウルトラコタロウ 藤本匠
9着 フレイムファースト 島津新
10着 ライジンサン 長澤幸太