テレビ朝日系ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(毎週土曜23:30〜)がきょう20日にスタートする。

伊藤淳史=テレビ朝日提供

○■鈴木おさむ、地上波連ドラ最後の作品『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』

大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。

○■ベールに包まれた綾香役を体当たりで演じるのは?

伊藤淳史が演じる主人公・サレ夫(不倫サレた夫)の岡谷渉は、妻・綾香の不倫を目撃したことで離婚を決意。その上であえて離婚せず、在宅ワークに切り替えるなど愛娘・心寧(磯村アメリ)の親権を獲得するべく着々と準備を進める。綾香との日常生活はすでに破綻しているが、自身の離婚までの計画を怪しまれないように、彼女からの無理難題を日々笑顔で乗り越える。裁判で戦える証拠集めのため、時には自室のベランダからトンデモない行動に出ることも!? 伊藤の、喜怒哀楽を前面に打ち出した力演に注目だ。

そんな渉の宿敵となる綾香の不倫相手で、心寧の通う芸能事務所の統括マネージャー・司馬マサトに扮するのは小池徹平。何を考えているのかまったく読めない、時折見せる鋭い目線が危なさをにじませる。また、綾香を誘う際の独特の英語の言い回し、鈴の付いた首輪の使い方!? が絶妙。しかし彼には秘められた過去が……。時にエロティックに、時にミステリアスに、小池が過激な役へアプローチする。

渉とバディを組み、綾香の不倫の証拠集めに邁進する探偵・三砂裕に扮するのは、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)。裕は馴れ馴れしく渉に接して、当初は渉を困惑させる“エモさ”重視の現代的なキャラクターだが、彼に寄り添い、頭を撫でて慰める優しい一面も。また、探偵としても非常に優秀で、渉に的確なアドバイスを与える頼りになる相棒だ。

そして今作ナンバーワンと言っても過言ではないブッ飛んだキャラクターとして登場するのが、男親の親権相談では日本一の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子。そのビジュアル、話し方、そして甘い物を目に前にすると遠慮なく頬張り、歯に衣着せぬ物言いで我が道を貫く鉄のハート、すべてが“鈴木おさむワールド”を感じさせる、そんな難役を水野美紀が演じきる。







これまでベールに包まれていたのが、渉の悩みの種である、マサトと不倫を繰り返す妻・綾香。体当たりの演技で、小池との“地上波ギリギリ”の熱の入ったラブシーンを展開。綾香を演じるのが誰なのかは放送で明らかになる。



【編集部MEMO】第1話あらすじ

大手新聞社・関東新聞の社会部エース記者である岡谷渉(伊藤淳史)はある日、妻・綾香が男と二人でホテルに入る不倫現場を目撃してしまう。それを機に、会社には育児に専念するという理由で部署異動願を出し、在宅ワークに切り替えるようになる。しかし渉の本当の目的は、綾香と離婚し、愛娘・心寧(磯村アメリ)の親権を得ること。娘の養育実績を作り、裁判で少しでも有利になるためだった。しかし、凄腕の離婚弁護士・財田トキ子(水野美紀)のもとを訪れた渉は、父親の親権の獲得率はわずか1割だと突き放され弁護を受けてさえもらえず……。落ち込む渉のもとに、財田と業務提携を結ぶ探偵の三砂裕(佐藤大樹)が現れ、裁判で戦える証拠集めを共にすることを提案。渉は、年下だが馴れ馴れしく接する裕に戸惑いながらも、彼からの提案を受け入れる。後日、綾香の不倫相手である、心寧が通う芸能事務所のチーフマネージャー・司馬マサト(小池徹平)の行動を見張っていた裕は、綾香とマサトがふたりで逢引しているところを発見し、尾行。ホテルに入るのだと思いきや、彼らがタクシーで向かった先は意外過ぎる場所で!?