病院に行くまでもない不快な症状をなんとかしたいときは、セルフケアが味方に。肩こり・首こりに食べ物とツボ押しでアプローチする方法を、専門家指導のもと紹介します。

女性ホルモンの減少も影響し「肩こり・首こり」が悪化も

年齢問わず起こる肩こり、首こり。こりや痛みが重くなってなかなか解消しないように…。更年期でなくても悩みが多い肩こりや首こりですが、じつは女性ホルモンの減少も影響しています。

「更年期になると自律神経のバランスの乱れから血流が滞りやすくなり、血行不良による冷えがこりにつながります。また、加齢により筋肉量が減って正しい姿勢の維持が難しくなることも影響します」(高尾先生)

長時間のスマホ使いやデスクワークで背中を丸めた状態が続くと首や肩に過度な負担がかかり、こりが発生。

「さらに、運動不足や老眼なども影響してこりが悪化しやすくなることも。適度な運動と、正しい姿勢を心がけるようにしましょう」

【更年期と間違えやすい病気】

・関節のトラブル→整形外科
・眼精疲労→眼科
・自律神経失調症→内科

●つらい肩こりはタンパク質やカルシウムの不足に注意

筋肉をつくるタンパク質や、骨を維持するカルシウムが不足すると、肩こりがつらくなることも。

「タンパク質や良質な油を含む魚、カルシウム豊富なコマツナや小魚などを食べましょう」(金丸さん)

●血流をよくするビタミンEとDHA、EPAがこり解消をサポート

こりを助長する原因のひとつが冷え。

「体を温めるために血流をよくするビタミンE、DHA、EPAを含む食べ物を取り入れて。ビタミンEはナッツ類やアボカド、DHA、EPAは青魚などに含まれます」(金丸さん)

・いい油と色の濃い野菜を食べよう

DHA、EPAはオメガ3系脂肪酸で、血流促進に効果的ですが、酸化しやすいのが難点。

「色の濃い野菜に多い抗酸化作用の高いビタミンA・C・Eを同時に摂取して」(金丸さん)

●気のめぐりをよくする「合谷(ごうこく)」は肩こり解消の味方

滞った「気」と「血」をめぐらせる「合谷」のツボは肩こりに効果大。

「合谷は、『気』や『血』の流れ道の“経絡”を通して肩とつながっています。肩こりが気になるときこまめに押してみて」(柳本さん)

・合谷はココ!

手の甲側、親指と人さし指の骨が交わるところのくぼみ。親指の腹で、気持ちいい強さで10秒ほど押す。左右同様に。

ツボ押しやヨガ、アロマセラピーなどを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください。

西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります。