東京サマーランド人気アトラクションで負傷事故...運行休止に 「当社のヒューマンエラー」一体何が?
東京サマーランド(東京都あきる野市)が2023年8月20日、屋外ウォーターアトラクション「DEKASLA(デカスラ)」で客がケガする事故が生じ、安心・安全な運営体制が整うまで運行休止すると公式サイトで発表した。広報に詳しい話を取材した。
「お客様の乗り方や姿勢等に問題はなかった」
ラッパ型のコースが目を引くデカスラは高さ約24メートル、全長約131メートルの大型アトラクションとなっており、4〜6人乗りゴムボートで滑走して楽しむ。身長130センチメートル以上で利用可能だ。
公式サイトでは、「当社のヒューマンエラーにより、お客様が滑走中にお怪我をされる事故が発生いたしました」と報告された。「お怪我をされたお客様ならびにご家族には深くお詫び申し上げます」とし、次のように述べている。
「東京サマーランドでは、此度の事故を真摯に受け止め、監督官庁等へ報告するとともに、安心・安全な運営体制が整うまでの間、当該ウォーターアトラクションの営業を休止させていただきます。お客様におかれましてはご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます」
22日夕時点では、「当面の間、運行を休止させていただきます」とも伝えられている。
東京サマーランドの広報は22日、アトラクション再開の目途は立っておらず、当該客との対応を続けているとJ-CASTニュースの取材に答えた。事故の原因とするヒューマンエラーについては、下記のように説明した。
「あくまでも当社側に責任があり、お客様の乗り方や姿勢等に問題はなかったということでヒューマンエラーという形で掲載させていただいております。詳細については現在調査中です」
転倒が起き、乗客救出後にケガの有無を確認した際は特に申し出がなかったとも振り返る。原因を確認するため運行を30分休止し、滑走テストによる安全確認を経て再開したものの、客から打撲の報告を受けて再度休止に至ったという。事故を真摯に受け止め当該アトラクションを運休する旨を改めて述べ、理解と協力を呼びかけた。