「ネット検索はスマホでするな」ひろゆき推奨"ググる力"を最大化するすごいテクニック
※本稿は、西村博之『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
■問題解決で分析力よりも大事なのは…
問題やトラブルが起きると、気が重くなる人のほうが多いかもしれません。でも僕は、問題やトラブル自体が好きだったりします。何か不具合があると気になったり、問題があると正解を知りたくなる性格なんです。
問題を見つけると、「さて、どこから手をつけようかな」とワクワクしたり、いろいろなパターンを想定して、「こうしたらどうなるかな?」と考え始めるとテンションが上がります。「こうやったら解決するんじゃね?」と解決策を思いついたら、正解かどうかを確かめたくなります。
自らトラブルに巻き込まれに行くこともあるぐらいなので、おそらくトラブル処理の経験数は人よりも多いと思います。
それぐらい問題解決やトラブル処理が好きな僕が、問題解決でいちばん重要だと思っていることがあります。
それは、情報収集です。
僕は問題解決においては、問題を分析する力よりも情報収集力のほうが大事だと思っています。問題の本質をつかむためにも、解決策を立てるためにも情報は欠かせないので、情報が多ければ多いほど正解にたどり着く確率が高くなります。
だから、僕はふだんから気になることがあればすぐに調べるのがクセになっています。ニュースを見ていても、「これはどういう問題なんだろう」「こうしたら解決できるんじゃね?」と思ったらググります。
■答えが出ている問題を考えても仕方ない
たとえば、日本で選挙になるとよく「若者の投票率が上がれば政治は変わる」という話が出ますよね。でも、これがウソなのは、調べればすぐにわかります。
日本の20〜30代の人口は約2600万人なのに対して、40代以上は約7800万人。若者の人数は中高年の3分の1なんです。40代以上の投票率は50%以上のことが多いので、投票数は少なくとも3900万票以上になります。
そうなると、たとえ20〜30代が全員投票したとしても勝てないというのは、もう確定している事実なんですよね。だから政治家たちは、若者や子育て世代よりも高齢者たちにウケる政治をするわけです。
話を戻すと、「若者の投票率が上がれば日本の政治は変わる」という話を聞いたら、まず年代別の人口や投票率を調べてみればいいのです。ググればすぐに数字は出てきます。
とくに、すでにデータがあるものに関しては、あれこれ推測するよりも調べたほうが早いです。すでに答えがわかっている問題であれば、それ以上考えても仕方ないですからね。
一方で、いろいろ調べて、それが答えがわかっていない問題なのであれば、解決策を見つけるための情報を集めます。

■調べれば不正解がわかる
僕はアイデアを思いついたら、それが正解か不正解かを知りたくなってしまう性格なので、その考えが本当に成立するのかを調べて確認します。この場合であれば、「もし20〜30代の投票率が100%だったら?」という仮説が実現したらどうなるのかを調べてみます。
その結果、正解とわかればスッキリしますし、間違っていたとしても、この解決案は不正解だということがわかりますからね。
調べてみるとたいてい、似たような問題があったり、誰かが解決策を試しているケースが見つかるものです。
たとえば、僕は以前から「日本の税収を上げるために、資産課税を導入したほうがいい」と提案しています。
これは、不動産や株などの資産をたくさん所有している金持ちからもっと税金をとるという仕組みなのですが、じつはフランスに同じような税制があるんです。もちろん国民性や文化などの違いはあるのですが、うまく回っている例があるならマネしたらいいよねと考えたわけです。
ただ、フランスの場合、資産課税のせいで金持ちがロシアに逃げてしまったという別の問題が生まれたのですが……。
そうした失敗ケースも含めて、似たような事例がないか調べてみるのは、問題解決に役立ちます。前例があれば、やった結果どうなったかまでのモデルがあるということなので、自分が正解を見つける近道にもなります。
■ネット検索はスマホでするな
僕は半分引きこもりのような生活をしているので、おそらくふつうの人よりもネットで調べものをしている時間が長いと思うのですが、情報収集をするときにマイルールがあります。
それは、「ネット検索をするときには、スマートフォンを使わない」です。出先でどうしてもというときに使うことはありますが、基本的にネット検索はパソコンでします。
なぜかというと、調べものは極力、ストレスフリーでしたいからです。
まず、僕は検索結果を100件表示にしています。1度に見られる情報量をできるだけ多くするためです。検索結果をスクロールしながら使えなさそうなタイトルはどんどんスルーして、信用できそうなタイトルだけを次々に開いていきます。
でも、スマホだと10件表示とかになるので、10件ごとに次の検索結果を読み込まないといけなくて、何倍も時間がかかるんですよね。
あと僕は、信用できそうなページを、タブで次々に開きます。4つ、5つのページをパーッと流し読みしていって、使えなさそうなページがあれば次のタブにどんどん移る。こうすると、たいていの調べものは1分くらいで済んでしまいます。
信用できなさそうなページに関しても、パソコンなら画面が大きいのでページを開いたらパッと見ただけで「このページはヤバいな」って見抜けるんです。でも、スマホは画面が小さいので、かなりスクロールしないと判別できないのも面倒です。
調べている最中に億劫(おっくう)に感じるとやらなくなってしまうので、ネット検索はできるだけストレスがたまらないようにしています。
■画像検索はハズれが少ない
あと、なるべく「ハズれサイト」を開かないようにするために使えるのが、画像検索です。
とくに数字を扱うテーマを調べるなら、しっかりしたグラフや図表を載せているサイトや論文は当たりが多いです。いいかげんなサイトはわざわざグラフをつくったりしないので、画像検索でしっかりしたグラフを載せているサイトを開くと、ほとんどハズれません。
ほかにも、最新のデータを検索したいときに使える、ちょっとしたテクニックもあります。

たとえば直近の人口のデータを調べたいときに、「人口」などでキーワード検索すると数年前の白書が引っかかったり、古いページが上位に表示されたりします。基本的にリンクの多いページが検索結果の上位になるので、どうしても最近のページより過去のもののほうが先に表示されがちなんです。
こうした毎年のように更新されているデータの最新の情報を調べるときには、検索の期間指定を「1年」にすると古い検索結果ははじかれるので、ムダなページを省けます。
さらに、グーグルクロームのアドインなど、ブラウザの拡張機能によっては、ワンクリックで1年以内の検索結果のみを表示できるようになります。
ネット検索にかける時間やストレスは少ないほうがいいに決まっているので、僕はできるだけ快適にこなせるように工夫しています。
----------
ひろゆき(ひろゆき)
2ちゃんねる創設者
東京都北区赤羽出身。1999年、インターネットの匿名掲示板「2 ちゃんねる」を開設。2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。YouTubeチャンネルの登録者数は155万人。著書に『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』(プレジデント社)、『なまけもの時間術』(学研プラス)などがある。
----------
(2ちゃんねる創設者 ひろゆき)
