日立がクラファンで挑むスタイリッシュな小型冷蔵庫「Chiiil」のこだわりを企画担当者にインタビュー
日立グローバルライフソリューションズが12月27日からGREEN FUNDINGにて新コンセプト冷蔵庫「Chiiil(チール)」のプロジェクトを開始しました。Tポイント6,980ptが付与される76,780円のコースなどを展開しています。プロジェクト期間は2022年3月27日までです。今回のクラウドファンディングの成果などを踏まえ、本製品を2022年度上期に正式に発売する予定です。
発表されるやいなや、スタイリッシュな外観に惹かれてSNSなどで話題となっています。そんな「Chiiil」を企画した日立グローバルライフソリューションズの国内商品企画部の小川真申さんにお話を伺いました。
まずは「Chill」についての基本情報からご紹介します。製品名は「冷やす、くつろぐ」を意味する「Chill」と、生活スタイルや好みにより自由に使うさまざまな人をイメージして「iii」を組み合わせた「Chiiil」となっています。
幅559 ×奥行420 ×高さ750mmなコンパクトさと、タテやヨコに2台を組み合わせてられることとが特徴です。10色のカラーと右開きモデル、左開きモデルを用意しているので様々な住環境やインテリアにあわせて設置できます。
温度帯は、スイーツや軽食など冷やして保存したい食品は「冷蔵」、常温保存したい飲料や冷暗所に保存したい食品は「セラー」で設定可能です。
___どういった経緯で「Chill」という製品を開発がはじまったのでしょうか?
小川さん:「Chiiil」のアイディアは、新しい生活に合わせた製品を提案していこうという弊社の取り組みの一環から出たものです。冷蔵庫を小型化して好きなように設置するというニーズがうまれるのではと考えからスタートしました。タテやヨコに組み合わせられることで、よりレイアウトの幅が増えるというのも重要なポイントです。
___10色とかなりカラーが豊富ですよね。
小川さん:これまでの冷蔵庫のように2〜3種類の色展開では、インテリアにこだわられる方のニーズには対応できないと思い10色というインパクトのある提案をさせていただきました。カラーはインテリアショップACTUS(アクタス)さんとのコラボレーションで、インテリアとの相性を考えた10色のカラーを選びました。
我々家電メーカー側の発想だと鮮やかなカラーを選びがちなのですが、ACTUSさんとの相談の末に、グレーの微妙なグラデーションをラインナップしました。インテリアにこだわられるお客様はこういったグレーの違いを求められるということなので、そこを真摯に受け止めて企画しました。
___GREEN FUNDINGでのクラウドファンディング開始後の反響などはありましたか?
小川さん:やはりデザイン面での高い評価を多く頂いています。「冷蔵庫に見えないですね」「こういうお洒落な冷蔵庫があるのをはじめて知りました」「冷凍のものがあると使い方が広がりますね」といったかたちで、関心を持って頂いています。
まずは見た目で「置いてみたい」と思っていただきたかったので、そこに関しては非常に期待していた反応をいただけました。
と、クラウドファンディングでの手応えは上々の模様です。本記事で「Chiiil」が気になったかたは、GREEN FUNDINGでの出資はもちろん、実際の質感やサイズ感が気になるかたは二子玉川 蔦屋家電+に展示されている外観模型を見に足を運んでみてはいかがでしょうか?
Chiiil 基本的な性能
型式 R-MR7S(右開き)/ R-MR7SL (左開き)
定格内容積(L) 73L
外形寸法(mm) 幅559 ×奥行420 ×高さ750
最小設置奥行寸法(mm) 420
ノンフロン ●
インバーター制御 ●
冷却方式 間冷式