今シーズンのボルシア・ドルトムントが1500万ユーロを投じて、シュトゥットガルトから獲得したグレゴール・コーベルは、同国出身のベテラン2人、マルヴィン・ヒッツとロマン・ビュルキが控える中で、ローゼ新監督が「彼自身がその力を証明していかなくてはいけない」と強調していても、おそらくは先発GKとして今シーズンを迎えることになるだろう。

 そして昨季の後半戦の大半でゴールを守っていたマルヴィン・ヒッツが、今シーズンでも頼れるバックアップとしてチームを支えていくことが見込まれる。ただ一方で、「マルヴィンが負傷離脱した後で、ドイツ杯決勝でもよくやっていた」とローゼ監督が評するビュルキに関しては、「GKは良い選手が揃っている。今後どうなるかはわからないし、話し合っていく」としてはいるものの、それでも退団の流れにあるといえるはずだ。

 また今季よりボルシア・メンヒェングラードバッハからボルシア・ドルトムントの監督へと就任したマルコ・ローゼ監督は、上記の件以外の件についてもクラブのスタッフや、選手たちとの話し合いを重ねていくことになり、もうすでに「例えばアクセル・ヴィツェルに状態を聞いた。負傷からプロとして復調し、ユーロで主力として活躍するのは見事だよ」とコメント。また「もちろん主将のマルコ(ロイス)にも連絡したし、マッツ(フメルス)もそう。それ以外の選手にも連絡をとっているよ」とも明かしている。