巨大な財力と競技面で高い目標を掲げるヘルタ・ベルリンが、今季よりブンデス復帰を果たしたばかりのVfBシュトゥットガルトに対し、グレゴール・コーベル争奪戦を優位に展開していくものと予想されていた。だが期待の若手GKはそれらの誘惑に屈することなく、kickerが得た情報によれば3割増のサラリーオファーにも首を振り、居心地の良いここシュトゥットガルトでの更なる成長を目指していく決断を下した。
 
 シュトゥットガルトからみれば、これはまさに順風満帆の展開だといえるだろう。だがまだ大きな課題が1つ残されたままとなっている。移籍金の問題だ。TSGホッフェンハイム側はコーベルの売却に際し、移籍金として500万ユーロ近くを求めており、シュトゥットガルト側はこのコロナ危機の最中、これに対応する手段を模索しているところだ。

 またkickerが得た情報によればシュトゥットガルトでは、契約を2021年まで残すホルガー・バートシュトゥーバについて、売却の可能性も模索している模様。元ドイツ代表はここのところ立場が苦しくなってきており、もしもフリーデの移籍としてもシュトゥットガルトとしては、マリオ・ゴメスに続きクラブ内の高給取得選手を手放すことになる。