徳丸住宅販売は4月27日、東京23区内の分譲物件(新築・中古)を取り扱っている不動産業従事者を対象とした「東京23区分譲住宅コスパランキング調査」の結果を発表した。調査期間は2020年4月13〜15日、有効回答は1,022人。

○コスパが高いエリア、1位「足立区」

中古物件を購入する時のポイントを教えてください(上位3項目)


東京23区内で最もコストパフォーマンスが高いエリアに選ばれたのは足立区(12.8%)。回答者からは、「都心から外れていて価格が抑えられる割に意外と便利だから」(30代男性)といったコメントが寄せられた。

以下、2位江戸川区(9.4%)、3位荒川区(7.0%)、4位板橋区(6.7%)、5位大田区(6.0%)、6位世田谷区(5.9%)、7位港区(5.1%)、8位品川区(4.7%)、9位葛飾区(4.2%)、10位北区・練馬区(各3.9%)と続いた。

中古物件はコストで選ぶべきか、あるいは利便性で選ぶべきか尋ねたところ、「コストで選ぶべき」が45.7%、「利便性で選ぶべき」が54.3%と、ほぼ二分する結果となった。

中古物件を購入する時のポイントを聞くと(上位3項目)、「相場よりもリーズナブルかどうか」(87.1%)、「決断までのスピード感」(82.9%)、「リフォーム・リノベーションの予算の把握」(82.5%)の3つが8割を上回った。

ここだけの話、営業ノルマ達成のために買い急がせることはあるか質問したところ、61.5%が「はい」と回答。一方、決断できずに買いそびれてしまう客はいるかとの問いには、58.2%が「実は多い」と答えた。

営業ノルマに関係なく、物件がよく動くオススメの時期を尋ねると、新生活シーズンとなる「3月〜4月」が最も多く40.5%。次いで「1月〜2月」が20.4%、「5月〜6月」が20.0%、「7月〜8月」が7.0%、「9月〜10月」が6.9%、「11月〜12月」が5.2%となった。