台中市政府提供

写真拡大 (全2枚)

(台中 18日 中央社)日本の旅行業者の関係者らで構成された視察団が今月12日から15日まで台湾中部を訪問した。台中市ではさらなる観光振興につなげたいとしており、日本人訪台旅行者の増加に期待を寄せている。

台湾の中台湾観光推動委員会と日本の中部広域観光推進協議会は今年3月、観光交流に関する覚書に調印。訪問団は台湾側の招きを受けて訪台した。

視察団は日月潭(南投県)、鹿港(彰化県)のほか、台中市内にある台中国家歌劇院、霧峰林家花園、高美湿地、宮原眼科、宝覚寺などを訪問。参加者からは日本との歴史的、文化的つながりやグルメがあり、多くの観光客を呼び込めるとの感想が聞かれた。

台中市政府観光旅遊局の陳盛山局長は、台中―名古屋間の定期チャーター便運航実現に取り組む考えを強調。2018年に開かれる台中世界花卉博覧会(世界花博)に触れ、中部を拠点とした観光をアピールした。

(カク雪卿/編集:齊藤啓介)