XFN-ASIAによると、CBO(米議会予算局)は4日、財政収支予測を発表したが、それによると、大型減税の継続に伴う税収減から、2006会計年度(2005年10月−2006年9月)から2015年度までの10年間の財政累積赤字は、2兆5800億ドル(約270兆円)になる。CBOの予測では、2009年度の財政赤字は2460億ドルになるとしており、大統領が公約した「2004年度当初赤字予想額(5210億ドル)からの赤字半減」は達成可能であるとする一方、アナリストの間では公約が実現できるかについては懐疑的な見方も根強い。

  また、 2006年度の財政赤字は先月、ブッシュ大統領が議会に提出した2006年度予算教書で示した3900億ドルを下回る3320億ドル(約34兆8600億円)、2005年度の赤字も、予算教書の4270億ドルを下回る3940億ドル(約41兆3700億円)となるとしている。

  ただ、CBOは、ホワイトハウスの予算教書には、社会保障税改革で創設する個人勘定に要する費用やイラクやアフガニスタンでの米軍駐留費用などは含まれていないと指摘している。ホワイトハウスは、個人勘定創設伴う借り入れ負担は2009年度−2015年度で7540億ドル(約79兆円)と見積もっているが、アナリストは同勘定の創設後10年間の負担は2兆ドルに達すると厳しい予想をしている。 【了】