レプロエンタテインメント公式サイトより

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 社会現象を巻き起こすほどの人気を呼んだ朝ドラのヒロインにスキャンダルが直撃している。

 2013年のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に主演した女優、能年玲奈(21)に?洗脳?騒動が持ち上がっているのだ。

 第一報を東スポが報じたのを皮切りに、週刊誌が次々にこの騒動を報道。

 フライデー5月15日・22日号(講談社)は、渦中の能年と?洗脳?を仕掛けたとされる女性演出家とのツーショット写真を掲載した。

「この演出家は、彼女を高校生の時から指導してきた演出家の滝沢充子氏だ。今年1月、能年が自身が代表取締役を務める個人事務所を立ち上げたことがコトの発端だった。その事務所に、滝沢氏が、取締役として名前を連ねていたことから、『滝沢氏が能年の独立劇の黒幕ではないか』との話が浮上してきた」(業界関係者)

 フライデーは、その滝沢氏と能年が都内近郊でショッピングに興じる様子をキャッチ。能年が、50歳すぎの中年女性である滝沢氏にベッタリと甘える様は、さながら実の母子のようにも映る。

過去には小林幸子が標的に

 ただ、そもそもこの騒動。芸能関係者の間では、冷ややかに見る向きも多い。

「過去、何度も行われてきた事務所主導の?タレント潰し?のパターンに見事に当てはまっているからです。芸能マスコミを使ったネガティブキャンペーンによって、タレントの評判を意図的に貶める。特に、能年の所属先の系列事務所が得意とする手法だけに、業界内では『ああ、またか』と言う人が多いのです」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 ここで指摘された某事務所を仕切るのは、芸能界に隠然たる影響力を持つとされる大物社長X氏だ。今回の能年のように、このX氏に目を付けられて冷や飯を食わされた芸能人は数知れない。

「特にタレントが独立しようとした時には揉めやすい。最近では、2012年に、長年のパートナーだった女性社長と袂を分かった演歌歌手の小林幸子がいい例です」(同)

 この独立に際して、X氏が女性社長側に立ったことで、小林は一気にトップ歌手の座から転げ落ちた。テレビ出演は激減し、芸能マスコミに取り上げられることもなくなった。X氏の息のかかった芸能マスコミには、「小林を取り上げるな」との?お触れ?まで出回っているくらいである。

活躍の場をネットに移した

 活躍の場が奪われた小林が、活路を見出したのが芸能界の論理のらち外にあるネットの世界だ。

「小林はニコニコ動画で自身の動画を配信したり、コミケ会場にブースを設けて自分のCDを手売りするという手段に出た。ところが、これが逆に話題を呼んだ。新手の営業スタイルとして、芸能マスコミではいまだにタブー視されているが、芸能畑とは違う情報番組などで取り上げられたこともあった。いわば?逆輸入型?だ」(先の業界関係者)

 逆境にもめげずにしぶとく生き残っている小林も大したものだが、今後、能年も同じような運命を辿りかねない。

 果たして、芸能界の大先輩ほどの肝っ玉とサバイバル能力は備わっているのか……。

(取材・文/浅間三蔵)