【ファンキー通信】50年前の美女を大捜索。その意外な結末は!

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 名古屋市にある円頓寺商店街は、とある女性を探していた。手がかりは50年前の写真一枚だけ。写真の中の彼女は浴衣を着て、やさしく微笑んでいる。

 こんな小説みたいな話、本当にあるんです。

 今年50回目を迎える円頓寺商店街の七夕祭り、過去を振り返る意味をこめて、初めて行われた50年前のころの写真を組合の方々で眺めていました。そこで目に飛び込んできたのは浴衣姿の見返り美人、あまりの美しさにポスターにしてしまいました。

 街にそのポスターが張り出されると、話題の的に。「この女性は誰なんですか?」という問い合わせも殺到したそうです。

 そこで、50周年のイベントとしてこの女性を探して祭りに参加してもらおうということになりました。しかし手がかりは写真一枚、名前も何もわかりません。到底素人には無理な話ですね。そこで組合のみなさんは、新聞などのマスコミにポスターを載せてもらい、捜索に協力してもらいました。

 こうして一枚の写真から始まった人探しが、マスコミも協力しての大捜索になってしまいました。ぜひ祭りに参加してほしい、そんな商店街の人々の願いは叶うのでしょうか?

 そこに一本の電話が・・・。

 なんと、浴衣の見返り美人その人からだったのです。

 商店街の近くに住む親類の方から「あなたじゃないの」という連絡があり、新聞に載ったポスターを見て自分だと気づいた時には、懐かしさがこみ上げてきて感動したんだとか。

 現在は他の街に引っ越していて、7月27日から行われた七夕祭りにも15年ぶりに参加。写真を撮った当時は10代で、商店街の姿も変わってしまっているが、67歳のおばあちゃんとなった今も元気で美しさは健在です。

 男は美人に弱いもの。一枚の写真からマスコミを使っての大捜索になってしまうなんて、それを証明しているのかもしれません。ポスターを見てみると確かに美人、こんな女性なら追いかけたくもなりませんか?(文/verb)