「私から始めた方が良いだろう」。ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督は、22日のセリエA第34節ローマ戦を前にした記者会見で、こう切り出した。元シエナのフィリッポ・カロッビオが、八百長スキャンダルの捜査で「ノヴァーラとシエナの試合の八百長をコンテは知っていた」と話したことについて、コンテ監督は次のように話している。

「事実を明確にしたい。私はローマ戦について話すためにここにいる。夢を続けるために重要な一戦だ。だが、今日の報道は私も読んでいる。カロッビオの発言について、私から言うことはあまりない。捜査中なんだ。私は十分に冷静だよ。司法を信じている」

「現時点で私は誰からも呼ばれていない。呼ばれれば喜んで質問に答える。これでユヴェントスが揺らぐか? まったくそんなことは考えていない。我々の力は3倍になるよ。外部からはあらゆることがあるかもしれない。それもゲームの一部だ。だが、我々の気迫は増していくよ」

「ローマ戦は厳しい試合になる。相手は好調だ。勝利が義務づけられている? それはいつものことだ。ユヴェントスやインテル、ミランといったチームは、勝つためだけに戦う。残り6試合で夢を実現できるかもしれないというのは素晴らしいことだ。誇りに思う。あとは全力を尽くすときだ」

「スクデットは神経戦? より勝ち点を手にしたチームが優勝というだけだ。私はルイス・エンリケを評価しており、尊敬している。彼は常にクラブとサポーター全体から支持されてきた。彼はクラブと完全に同調した上で、新しいメンタリティーをもたらしたんだ」

「シーズンのこの時期になれば、そのチームにふさわしい勝ち点を手にしているものだよ。常に言ってきたが、より優れたチームが勝つんだ。ただ、強調しておく。我々が勝てればそれに越したことはないが、そうじゃなくても素晴らしい1年を過ごした選手たちに賛辞を送る」

「(ファビオ・)クアリアレッラは内転筋の問題を訴えた。出場できるかは分からない。(アレッサンドロ・)デル・ピエーロの今後に関するコメント? すべての選手たちのように、彼は終盤戦とトロフィーを獲得することに集中している」