中国メディアの法制晩報は15日、「日本に放射性物質拡散の暗雲が垂れこめている状況下で、日本のテレビ局の一つであるフジテレビの中継中に不謹慎な声がおさめられ、日本のインターネットユーザーから批判が集まっている」と報じた。

 福島第1原発1号機で12日、水素爆発が発生し、菅直人首相が記者会見を行った。フジテレビによる会見中継のさなか、男女による小声での会話が聞こえ、男性が「ふざけんなよ、また原発の話なんだろ?どうせ」と発言。さらに、女性は「だから、こっからあげられる情報はないっつってんの」と述べ、さらに女性は「あー笑えてきた」と発言。これらの会話が日本全国に流れた。

 当会話は中国や台湾でも取り上げられ、中国メディアは「日本のネットユーザーは、女性の声はフジテレビのキャスターではないかと指摘している」と紹介したほか、台湾メディアは具体的な女性キャスターの名前を挙げたうえで、不謹慎な発言はフジテレビの女性キャスターのものだと報じた。フジテレビ側は同局の社員の発言ではないと説明している。(編集担当:畠山栄)



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