選手のブッキングオーバーに苦しむR・マドリー。大物を次々に獲得したのは良いが、放出リストに入っている選手達の移籍先が見つからないのが現状だ。この点についてジェネラル・ダイレクターを務めるバルダーノ氏は、「選手獲得のドアは閉ざされたままだ」と認めた上で、元R・マドリーでヘタフェから獲得したグラネロのような、「例外はあるかも」としている。

 「この経済危機のご時世でなかなか良いオファーがなければ移籍を拒むケースはよくある。選手放出が行われるまでは、新たな選手獲得は難しいだろう」と言うバルダーノ氏。フンテラールがシュツットガルトのオファーを蹴った事についても、「良い機会だったが、選手がパスすることにした。もっと良いオプションがあると考えたためだと思うが、8月下旬まで時間があるのでヨーロッパの強豪クラブで行先を探していきたい」と語っている。

 獲得が噂されているリバプールのシャビ・アロンソについては、プレシーズンマッチをわざと怪我と見せかけ欠場し、その理由としてR・マドリー移籍が絡んでいるとする可能性について、「そんなことをする選手にR・マドリーは興味を持つはずがない。プロとしての責任を負えないような選手を好むはずがない」と断固としてR・マドリー移籍絡みで怪我の振りをしたという可能性を否定した。停滞したR・マドリーの選手獲得。あと何人のビックネームがチームに加わるのだろうか。

(スペイン通信)