子どもにせがまれて、またはデートの余興としてクレーンゲームにトライし、けっこうなお金を投入したのに景品(プライズ)を取れなかったという経験はないだろうか。鹿児島大学でクレーンゲームを題材に取り入れ、物理学の講義をしている小山佳一さんは「クレーンゲームをほんの少しだけでも物理学の視点を用いて観察することで、力学などの物理現象を楽しく理解できる」という――。※本稿は、小山佳一『クレーンゲームで学ぶ物理