昨年11月、イワシクジラの「尾の身の生肉」が下関市場で1キロ80万円という史上最高値で競り落とされた。捕鯨会社の共同船舶の所英樹社長は「クジラ肉の『かたい』『くさい』というイメージは、調理方法を間違えているから。適切に調理すれば、中トロと牛肉を足して割ったような味と食感になる」という――。(後編/全2回)(聞き手・構成=ノンフィクションライター・山川徹)撮影=プレジデントオンライン編集部共同船舶の所社長