高校野球の岩手県大会決勝で、大船渡高校の監督が下した決断が議論を呼んでいる。プロ注目の佐々木朗希投手を温存し、甲子園出場を逃してしまったのである。甲子園にチームを連れていきたい。佐々木投手に無理をさせたくない。監督はふたつの思いに揺れながら、エースの将来を優先した。根本的な問題は日程にある。佐々木投手は準決勝で完投していた。決勝が翌日ではなく翌々日なら、球数限定などの起用法ができたかもし