台湾高速鉄道の新型車両「N700ST」 日本で出荷セレモニー 27年7月の営業投入目指す
高鉄は23年5月、日立製作所や東芝などのコンソーシアムとN700ST全12編成の製造に関する総額約1240億円の契約を締結した。第1編成は8月中旬にも台湾に到着する予定。
佐々木紀国交副大臣は、台湾の人々に愛され、台湾の発展に貢献するとともに、日本と台湾の友情と信頼の象徴として、末永く台湾を走り続けることを願うと述べた。
李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は、台日は最強のパートナーだとした上で、人工知能(AI)や半導体などのハイテク分野での協力をさらに発展させたいとし、台日が手を携えれば、双方の国力を向上させ、互恵の関係を築けるだろうと語った。
N700STは東海道新幹線などで運用されているN700Sをベースに、台湾側のニーズに合わせて軽量化や高性能化、省エネルギー化などを図った。フルカラーLCD(液晶ディスプレー)車内案内表示器や停車駅到着前に照明が明るくなる調光機能、荷物棚、充電設備付き座席などを採用した。また騒音や振動も低減した。
高鉄は29日、N700STについて、27年と28年にそれぞれ6編成ずつ営業投入する予定を発表した。また各駅のトイレや授乳室、ベンチなども順次更新し、28年中ごろまでに全駅で整備を完了するとした。
この他、従来型車両700T型の改修も進めているとし、車内案内表示器はLEDから大型LCDに変更する他、トイレ設備も更新するとした。各駅で設置が進められているホームドアについては、28年第1四半期(1〜3月)に設置を完了すると説明した。
(黄巧雯/編集:齊藤啓介)

