「マンジャロ打ったら…」小6女子の“異常な会話”に絶句。「キャバ嬢になりたい」と語る娘に元夜職の母が“あえて否定しなかった”理由
愛理さん(仮名・40代主婦)は、小学6年生の娘から突然そう告げられ、思わず耳を疑ったという。理由を聞くと「可愛いから」「お金持ちになれるから」とのこと。さらに話を聞いていくと、クラスの女子たちの間ではキャバ嬢に憧れる空気が広がっており、「マンジャロ(※糖尿病治療薬)を打つと痩せるらしい」「将来整形したい」といった会話も珍しくないことがわかった。
そう語る愛理さんは、学生時代にキャバクラ勤務の経験を持つ母親だからこそ、仕事自体を頭ごなしに否定するつもりはない。しかし、小学生の口から当たり前のように飛び交う“痩せる” “整形したい”という言葉に、複雑な思いを抱いているという。今回は、ルッキズムの波に飲み込まれそうになる小6娘を持つ愛理さんに話を聞いた。
◆「痩せたい」「整形したい」小学生女子の会話に衝撃
「娘が容姿を気にするようになったのは、ここ1〜2年のことでした。小4の頃は、テレビで活躍するアイドルに憧れて、髪型や洋服に興味を持ち、休日には彼女なりのオシャレを楽しむ程度だったんです」
今やYouTubeやTikTokなどで、あらゆる情報を取りにいくのが当たり前の時代。娘もメイクやダンスの関連動画を視聴し、家で友達とお小遣いで買った100均コスメを使ってメイク研究をしていたという。学校にはメイクをしていかないというルールを守ったうえで、趣味程度に楽しんでいる娘を、愛理さんは「今どきの子だなぁ」と微笑ましく見守っていた。
だが、小6になった今年、状況は一変した。
「『もっと可愛くなりたい』『痩せたい』と口癖のように言うようになったんです。娘はまったくダイエットが必要な体型ではないので、『十分可愛いし、子どものうちはダイエットなんてしなくていいんだよ!』と伝えました。
でもある日、『マンジャロ打ったら簡単に痩せるんだって! 友達が言ってた』『将来整形するって言ってる子もいるよ』と言い出して……。ニュースで耳にしたことはあっても、まさか小学生同士の会話に出てくるワードだとは思わず、正直困惑してしまいました」
小学生の頃といえば、せいぜい好きなアイドルの話をする程度だった愛理さん世代。美容医療やダイエット薬の話なんて出たこともなかった時代から考えると、恐ろしさすら覚えたという。
◆娘が憧れたのは“キャバ嬢”そのものではなかった
SNSが身近になった今、子どもたちはフィルター越しに加工された「大人向けの情報」に簡単に触れることができる。
「娘が突然、『将来キャバ嬢になりたい』と言い出したので理由を聞いてみたら、『可愛いし、キラキラしてるから! お金もいっぱい貰えるし!』という答えが返ってきました。娘が見ているのは仕事の現実や苦労ではなく、SNSで切り取られた華やかな部分だけなんだと思います」
近年は有名キャバ嬢がメディアやYouTubeで活躍し、若い世代からインフルエンサーとして注目を集めている。一方で、実際に夜職を経験した立場として、華やかさの裏側にあるシビアな現実を知っている愛理さんは、静かに口を開く。
「容姿を評価される仕事には、想像を絶するような苦労もあります。だからこそ娘には『見えている部分だけで判断してほしくない』と話しました。そして、成長途中の今は過剰なダイエットは必要ないこと、安易に整形を考えるのではなく、メイクや努力次第で理想の自分に近づけることを伝えました」
娘は「わかった」と素直に頷いてくれたという。しかし、現代のルッキズムの風潮が、小学生にまで深く浸透してきている現実に、愛理さんは恐怖を感じている。

