24日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比75.90ポイント(0.33%)高の23412.18ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が5.61ポイント(0.07%)高の7764.97ポイントと6日ぶりに反発した。売買代金は3229億1820万香港ドル(約6兆6618億円)となっている(23日は3343億6120万香港ドル)。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数は前日、2025年6月19日以来、1年ぶりの安値水準を切り下げていたとあって、値ごろ感が着目されている。中東不安の後退や、中国の政策に対する期待感も支えだ。ただ、上値は限定的。中国の内需不振や、米国の利上げ観測などが引き続き重しとなっている。ハンセン指数も安く推移する場面がみられた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.9%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が8.3%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が4.2%高と上げが目立った。
 セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、華虹宏力半導体(1347/HK)が15.5%、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が9.5%、瀾起科技(6809/HK)が5.4%ずつ上昇した。人工知能(AI)産業の成長ペース鈍化懸念が薄らいでいる。外電が24日、事情に詳しい複数関係者の話として、「TikTok(ティックトック)」運営の北京字節跳動科技(バイトダンス)が約200億米ドル(約3兆2300億円)の資金借り入れで銀行団と初期協議に入っていると報道。資金使途は明らかにされていないが、同社はAI投資を拡大しているため、データセンターなどAIインフラ向けとの見方だ。ハンセン科技(テック)指数は1.8%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 医薬セクターもしっかり。無錫薬明や薬明生物のほか、百済神州(6160/HK)が2.7%高、長風薬業(2652/HK)が1.9%高、艾美疫苗(6660/HK)と四環医薬HD集団(460/HK)がそろって1.2%高で引けた。
 半面、非鉄・産金セクターは安い。佳キン国際資源投資(3858/HK)が6.0%、江西銅業(358/HK)が4.3%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.3%、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.5%、霊宝黄金(3330/HK)が2.4%ずつ下落した。金属市況安が逆風。24日の上海期貨交易所(上海先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が前日に続き安く推移している。このほか、昨夜のNY金先物は3日続落した。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の4110.81ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。医薬、素材、空運なども買われた。半面、金融は安い。公益、自動車、消費、不動産、インフラ関連も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)