阪神・藤川球児監督

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 阪神の藤川球児新監督(44)が16日、甲子園を訪れ、17、18日の2日間にわたって「みやざきフェニックス・リーグ」を視察する方針を示した。就任会見からわずか2日後という超異例の“火の玉視察”。「スイッチが入っているかどうか。期待の目です」と語り、虎の未来を担う若虎に熱視線を送る。藤川監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 −かなり長時間の話し合いだった。

 「オフに球団としてたくさんやらなきゃいけないことがある。そこの報告と確認と対応と対策も含めてですね」

 −ドラフトもある。補強ポイントは絞れているか。

 「それはスカウト部長からも口外しないとおっしゃっていた。未来のある選手たちを預かる可能性があるので、丁寧に一つずつ話を聞いていました」

 −安芸キャンプに行くメンバーは絞り込んだか。

 「僕を含めた新しい首脳陣の方々と、全体で話し合って決まっていく。僕一人で決めることはないです」

 −フェニックス・リーグでのアピール次第というところがあるか。

 「すごく能力が高い、若い選手が入って来ているのも知っていた。思い描いているところに彼らが入っているのもあります。その期待を持って見に行きたいですし、若さがあふれるフェニックス・リーグ、秋季練習、秋季キャンプにつながってほしいと思っています」

 −組閣は順調か。

 「そうだと思います。いつ始まっても大丈夫だと思います。スタートの段階で皆さんに迷惑がかからないように、冷静に判断したいと思います」

 −安芸キャンプの実戦は1試合だけか。

 「いや、やっぱり週末ね、たくさんのファンの方が来られるような日に選手たちに頑張ってもらいたい」

 −プロ相手の対外試合か。

 「それも明日(宮崎に)行ってスタッフの方と話してから。ただ実戦はしたい。安芸市の方も喜ぶし、野球界として素晴らしいプレーを見てもらいたい」

 −球団に今日伝えたのか。

 「僕が決めて構わないということなので。やっぱり選手はアピールしたいと思いますけどね。丁寧にチームを見て、決して選手たちに無理のないようにする」

 −高知出身の阪神監督は初めて。

 「知らなかったですね。大先輩に恐縮です」

 −高知出身は須藤さん、有藤さんに続いて3人目。

 「(高知は)タイガースファンが多くてありがたい。常に阪神の帽子をかぶってもらえるぐらい頑張りたい。おごることなく球団として考えていきたい」