WBCバンタム級タイトル戦の6回、ペッチ・ソー・チットパッタナ(奥)にTKO勝ちした中谷潤人=14日、東京・有明アリーナ

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 プロボクシングで日本選手出場の世界タイトルマッチ2試合が14日、東京・有明アリーナで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の中谷潤人(M・T)が挑戦者のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)を6回2分59秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。

 中谷の戦績は29戦全勝(22KO)。

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級では、王者の田中恒成(畑中)がプメレレ・カフ(南アフリカ)に1―2の判定で敗れて初防衛に失敗し、王座を失った。田中の戦績は20勝(11KO)2敗。日本男子の現役世界王者は9人となった。

 WBOのバンタム級アジア・パシフィック王座決定戦では、プロボクシング5戦目の那須川天心(帝拳)がジェルウィン・アシロ(フィリピン)を判定で下し、初の地域タイトルを獲得した。戦績は5戦全勝(2KO)。