『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』出展者が結集、「なにわの食文化は“ほんまもん”や!」〈2024年10月3日 大阪市中央区〉

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 大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日 184日間)の飲食ブース「サスティナブルフードコート」に、食いだおれの街・大阪のグルメが一堂に集結する『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』の詳細が公開された。

『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』出展者が結集、「なにわの食文化は“ほんまもん”や!」〈2024年10月3日 大阪市中央区〉

『大阪のれんめぐり 〜食と祭EXPO〜』 「大阪新世界元祖串かつだるま」「どうとんぼり神座(かむくら)」「たこ家道頓堀くくる」「大起水産回転寿司」など、大阪の道頓堀や新世界、十三(じゅうそう)を代表する名店12店と、2週間ごとに店が変わる大阪府内の各市町村の名物グルメ提供スペースの計13店が集結する。
 販売目標は1日1万5000食(テイクアウトを含む)。

 大阪・関西万博の「未来社会ショーケース事業」の一環。
 「サスティナブルフードコート」は、 ロボットと人が協働する未来の社会を体現するゾーンとして位置づけられている。

 外食産業がAI化することで、フードロスの削減、人員不足の解消を目指し、持続可能な外食産業が体験ができることをコンセプトとしている。

 ロボット配膳やロボットコンシェルジュを導入し、清掃や食器の回収にも活用。日本の外食産業が抱える課題解決に向けた取り組みも伝える。

 2017年、カザフスタン・アスタナ国際博覧会で、関西経済連合会(関経連)や大阪府・市が大阪・関西で開催する万博を誘致した際も、 ジャパンデーで式典やパレードなどを通じ、日本の文化や魅力を発信した。
 そこで「ふるまい串カツ、たこ焼き、うどん」などを積極的に行い、大阪・関西の食文化を発信した。
 大阪・関西万博では、 ”老舗・伝統・ほんまもん”をアピールする。

 アトラクションとして、ブースのメインエントランスには、青森ねぶた祭2024で大賞を受賞した北村麻子さんのねぶた作品『鬼子母神(きしもじん)』が展示されるほか、各ブースのシンボルマークが”ねぶた装飾”として登場する。

 作品は9メートル、高さ4.5メートル、奥行き5メートルと巨大。ねぶた祭終了後は遺棄されるため、フードコートに飾られることになった。

 各店舗の看板として、各ブランドのオリジナルねぶたを装飾して演出。フードコート全体で日本の祭を世界の人に感じてもらうと同時に、広いフードコートで遠くから店舗やメニューを視認できる。

 「串カツだるま」を運営する「一門会」の会長・上山勝也さん(道頓堀商店会・会長)は、「大阪の食文化としての歴史と伝統を守ってきた店が集結する。世界中の皆さんに『大阪・関西万博で食べたものは本当に美味しかった』と言ってもらえるように一生懸命やっていきたい」と意気込んだ。

 「だるま」は“万博セット”と銘打ち、神戸牛、松坂牛、近江牛の串カツを提供する。ちなみにソースはかけるスタイルにするため、“二度漬け”の心配はない。

「道頓堀くくる」は、仕上げに白ワインをひと振りするのが売り。たこ焼きマイスターが焼きあげる“外はふわっと、中はとろっと”。

「らぽっぽ」は、生地に焼き芋パウダーを練り込んだピザや、長期熟成・完熟サツマイモを使用したフライドポテトを特別に提供する。

 タイ料理「クンテープ」は、ガパオライスとパッタイ(タイ風焼きそば)のセットと、タイスイーツとして濃厚マンゴーかき氷、タイサンマンゴーのココナッツミルクかけでもてなす。

「焼肉道頓堀みつる」は、黒毛和牛一頭買いで知られる。こだわりの肉重やカレーのほか、オリジナルメニューも考案中。
 「豚かつ牛かつくれおーる」は、たこ焼きやお好み焼きのノウハウから、出汁にこだわった返し(醤油・本みりん・砂糖)を使ったカツ丼に自信。

「どうとんぼり神蔵」は、醤油ベースで白菜をたくさん使った定番「おいしいラーメン」を提供。毎日食べられるラーメンを振る舞う。
 ラーメンは日本の食文化であることを存分に発信、リアルの職人技と作業のオートメーション化の融合を目指す。

「ねぎ焼やまもと」すじねぎ焼きで60年を迎える十三(大阪市淀川区)で生まれた名物グルメ。
 1970年大阪万博で十三が賑わい、黎明期だったやまもとは大きく成長した。その感謝を込めて、55年後の大阪・関西万博に登場。

「道頓堀 鉄板ステーキ豊島家」のイベント参加は初。コース料理にあるミニハンバーガー、鉄板ステーキをふるまう。

「大阪王将」は、元祖焼き餃子で知られる。2024年、創業55周年を迎え、“めっちゃええやん大阪王将”ブランドを全面に打ち出す。

「大起水産回転寿司」は、年間1万本の本マグロを使用。鮮度、身質、脂乗りにこだわる。日本の食文化を代表する寿司の魅力を、大きなネタで。

「世界で1番おいしいパン屋さん〜知らんけど〜」は、cookhouse、A-1BAKERY(エーワンベーカリー)、光明興業株式会社がタッグを組み、焼き立てのパンの魅力を届ける。

《出店企業》
たこ家道頓堀くくる
おいもさんのお店らぽっぽ(白ハト食品工業株式会社)
クンテープ(株式会社クンテープ)
大阪新世界元祖串かつだるま(株式会社一門会)
黒毛和牛一頭買い焼肉道頓堀みつる(株式会社柴田)
豚かつ牛かつくれおーる(株式会社くれおーる)
どうとんぼり神座(株式会社どうとんぼり神座)
ねぎ焼やまもと(株式会社ねぎ焼やまもと)
道頓堀鉄板ステーキ豊島家(株式会社エルマノス)
大阪王将(株式会社大阪王将)
大起水産回転寿司(大起水産株式会社)
世界で一番おいしいパン屋さん〜知らんけど〜(光興業株式会社)

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 大阪・関西万博開幕まで半年となった10月13日夜、大阪・道頓堀の電子看板「道頓堀グリコサイン」で万博PRサイネージ動画の放映がスタート。

 同日、記念イベントが開かれ、人気お笑いグループ・ダチョウ倶楽部やアイドルユニット・大阪・関西万博スペシャルサポーター、NMB48のメンバーらが万博開催に向けた機運を盛り上げた。