神宮最終戦のため、敵地でファンにあいさつした巨人・阿部監督

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 サヨナラ負けでも、G党の声援は鳴りやまなかった。

 4年ぶりリーグVから一夜明けた巨人は、29日のヤクルト戦(神宮)を若手中心のメンバーで臨み、4得点と9回まで1点をリード。4番手・平内がサヨナラ打を浴び4―5で敗れたが、左翼席を埋めた巨人ファンは試合後、一列に並んでスタンドにあいさつした阿部監督とナインに「おめでとうーッ!」「ありがとうーッ!」と大歓声を送った。

 阿部監督はこの日、6回から3イニングを投げ1安打無失点のドラ1右腕・西舘に「変化球をテーマにやっていたみたいなんでね。ある程度それを操れたかどうかってだけだから。そこはもう本人に聞いて」とうなずいた。

 また若手野手のアピールに「今ファームの選手たちも頑張っているし。CSどうなるかも分からないしね。(調子の)よさそうな子をベンチに入れるだけだから」とポストシーズンのメンバー入り競争の活性化を期待していた。