とちぎテレビ

サッカーJ2の栃木SCは22日、ホームで鹿児島に2対1と逆転で勝ち、7試合ぶりの白星となりました。

栃木は試合前の時点でJ3降格圏の18位で17位大分との勝ち点差は6。残り7試合、19位の鹿児島には勝利だけが絶対条件の栃木でしたが、前半開始わずか2分で失点しその後も鹿児島に押され続け、サポーターの願いとは裏腹に重苦しい空気が流れます。

会場はクラブの歴史を何度も演出してきた県グリーンスタジアム。小林監督は後半に交代カードを次々と切ります。後半19分にディフェンダーの大谷がプレー中の接触で脳震とうにより退場。実に6人の交代となりましたが、この判断が結果をもたらします。

後半36分。大谷に代わって出場の高嶋のロングスローから、こちらもピッチに入って1分の小堀が値千金のゴールで同点。

そしてアディショナルタイム。果敢にドリブルで狙った南野がPKを獲得。これを冷静に決めて土壇場で勝ち越します。

今シーズン初のグリスタのゲームで、控え組が意地を見せて7試合ぶりの勝利。17位の大分は今節引き分けで勝ち点差は4に縮まりましたが、J2残留の厳しさは変わらず。残り6試合、勝利の県民の歌を歌い続けるしか道はありません。