ADOR代表のミン・ヒジン代表

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 アドア(ADOR)の前代表であるミン・ヒジン氏が13日、ソウル中央地方裁判所にアドアの臨時株主総会招集および、社内取締役再選任のための仮処分の申請を行ったことが分かった。

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 理由について、ミン・ヒジン氏側は「ミン・ヒジン前代表に対する代表取締役解任は、株主間契約に違反し、裁判所の議決権行使禁止仮処分の決定にも反するものである」「よって、これまで代表取締役解任の効力を争う仮処分を準備してきた。しかし、2024年11月2日までにアドアの取締役再選任のための臨時株主総会が必要である点と、裁判所の仮処分審理期間を考慮し、ミン・ヒジン前代表をアドアの取締役として再選任した後、代表取締役としての選任を求める趣旨の仮処分申請をするに至った」と説明した。

 さらに「ミン・ヒジン前代表には、株主間契約によりアドアの代表取締役および、社内取締役としての5年間の任期が保障されている。この事実は、ソウル中央地方裁判所の議決権行使禁止仮処分の決定により、すでに明確に認められているにもかかわらず、HYBE(ハイブ)は以前と同じ事由で、一方的にミン・ヒジン前代表を代表取締役から解任した」と伝えた。

 また2024年11月2日に、ミン・ヒジン氏のアドア社内取締役としての任期3年が満了となることを伝え、「HYBEは、ミン・ヒジン前代表の社内取締役としての任期が2カ月も残っていない中、何の根拠もなく株主間契約が解除されたと、一方的に主張している状況」だと明かし、「よってやむを得ず、ミン・ヒジン前代表の社内取締役としての任期が満了となる前に、臨時株主総会を招集し、『社内取締役ミン・ヒジン再選任の件』に対し、賛成する議決権を行使する仮処分申請をした」「HYBEには、持続的な契約違反行為や業務妨害、名誉棄損や侮辱などをやめ、アドアとNewJeansの未来のために、合理的な経営判断をすることを望む」と付け加えている。

 アドアは、8月27日に取締役会を開いてミン・ヒジン氏の交代を決議し、社内取締役のキム・ジュヨン氏を新任代表取締役に選任。この過程でミン・ヒジン氏は「自身の意思に反する、一方的な決定である」と主張し、株主間契約の重大な違反であると反発した。

 またNewJeansが11日、緊急ライブ放送を実施。HYBEに対し、今月25日までにミン・ヒジン氏を復帰させることを要求した。

(よろず~ニュース特約・moca)