動物権利運動家に乱入された米音楽プロデューサー、自ら対応 「君は正しい」となだめるも会話にならず
音楽プロデューサーでファッションデザイナーのファレル・ウィリアムスが、トロント国際映画祭でのスピーチをPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の活動家に妨害された。レゴのアニメーションで自身の半生を描いた『ピース・バイ・ピース』の上映後ステージに立ったファレルは、ファッションのための動物殺害反対のメッセージを大声で叫びながら駆け寄ってきた女性に対し、「君は正しい」と語りかけ、なだめようとした。
ルイ・ヴィトンのメンズのクリエイティブ・ディレクターを務めるほか、ビリオネア・ボーイズ・クラブやアイスクリームといった自身のファッションブランドも持つファレルは、「ファレル:ファッションのための動物殺害支持を止めて」と書かれた紙を掲げた女性に近づこうとした警備員たちを止めて、自ら対応するジェスチャーをしながら「君は正しい。神のご加護を」と何度も語りかけた。
最終的に女性が外に連れ出された後、ファレルは客席に向かって、人々の認識を変えるには「権力のある立場」にいる必要があるとして、こう語った。「ローマは一日にして成らず、物事や状況を変えようとする場合、権力や影響力のある立場に立たなければならないことがある」「僕のような立場で、彼らの知らないところであの組織の代わりに話をしている時に、彼らはここに来て、自分たちに不利益なことをする」「それでもいい。その変化が訪れたとき、この部屋にいる誰もが、僕が実際にそれに取り組んでいると話したことを思い出すだろうから」「そして、もし彼女が僕に尋ねてきたなら、僕は彼女に話しただろう。でも、そうではなく、彼女は何度も同じことを繰り返し言いたかったんだ」
ファレルは7月、パリオリンピックのキックオフパーティーを開催した際にもPETA活動家2人が乱入し、ファッションのための動物殺害を止めるよう訴えていた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)