米俳優のジェームズ・アール・ジョーンズさん。ニューヨークで(2015年10月14日撮影)。(c)Jemal Countess / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / AFP

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【AFP=時事】豊かなバリトンボイスで、「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズの悪役ダース・ベイダー(Darth Vader)の声を担当したことでも知られた米俳優のジェームズ・アール・ジョーンズ(James Earl Jones)さんが死去した。93歳。代理人が9日、明らかにした。

 60年以上に及ぶキャリアで多数の作品に出演したジョーンズさんは、東西冷戦(Cold War)を風刺したスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督作品『博士の異常な愛情(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)』(1964年)に出演。

『コナン・ザ・グレート(Conan The Barbarian)』(1982年)ではアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)さんと、『フィールド・オブ・ドリームス(Field of Dreams)』(1989年)ではケヴィン・コスナー(Kevin Costner)さんと共演した。

 ディズニー(Disney)の長編アニメ『ライオン・キング(The Lion King)』(1994)ではムファサ王(King Mufasa)の声も担当した。

 しかし、一躍その名が知られるようになったのは、映画界で最も有名な悪役の一人、ダース・ベイダーを演じてからだ。

 巨漢のダース・ベイダーを演じたのは、高身長の英国人俳優デヴィッド・プラウズ(David Prowse)さんだったが、不気味な声を担当したのはジョーンズさんだった。

「スター・ウォーズ」シリーズでのいくつかの印象的なせりふもジョーンズさんのもので、若き日のマーク・ハミル(Mark Hamill)さんが演じたルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)にダース・ベイダーが「I am your father.(私がお前の父親だ)」と明かす場面もその一つだ。

 ハミルさんは9日、SNSでジョーンズさんの訃報をシェアし、割れたハートの絵文字と共に「パパ、安らかに」というメッセージを投稿している。

【翻訳編集】AFPBB News

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