微アルコールで夏に乾杯! 渋谷に「ここちよい微アガーデン」 メーカー5社共同、31日まで

写真拡大 (全2枚)

日本初の「微アルコール」に特化したビアガーデンが、東京・渋谷に期間限定でオープンした。

8月31日(土)までの3日間、渋谷ストリーム前の稲荷橋広場で開催されているのは、その名も「ここちよい微アガーデン」。アルコール分1%未満の微アルコール飲料を展開するアサヒビール、ヤッホーブルーイング、トリクミ、木内酒造、サッポロビールの5社共同によるイベントだ。

「微アルコール飲料はノンアルとは違う本格感や満足感が楽しめるのが特長だが、認知はまだ広がっていないのが課題」「お酒は飲めないけど『飲みの場は好き』という人は多い。そんな人でも居心地よく楽しめる場を提供し、多様な選択肢を提案するイベントとして企画した」(アサヒビール スマドリマーケティング部長・高橋徹也氏=写真左端)。

健康志向の高まりを背景に、あえてノンアル・低アルを選んだり、責任ある飲酒を心がけたりといった動きが世界的に広がる。

日本でもニーズの多様化が進むとともに、今年2月に厚生労働省が公表した「飲酒に関するガイドライン」でアルコール摂取の低減が呼び掛けられたこともあり、微アルコール飲料も選択肢のひとつとして潜在的な需要は大きいとみられる。

「お酒が強くない人も心から楽しめるイベントを」との趣旨から、今年初めにアサヒ、ヤッホー、トリクミの3社による「微アルでここちよい新年会」を開催したところ大好評だったため、今回の第2弾実施を決めたという。

「夏といえばビアガーデンだが、これまではお酒に強い人向けのものだった。お酒に強くない人も、度数や周りのペースを気にせず楽しめるビアガーデンを、ということで話が盛り上がった」と、ヤッホーブルーイングの井出直行社長=写真左から2人目=は説明する。

イベントでは、各社の微アルコール製品とともに、「キャベツメンチカツ」「揚げ茄子のスイートチリソース和え」など、それぞれに合うペアリングフードを提供。初回に注文する「5種飲み比べセット」(税込900円)のほか、おかわりメニューとしてドリンク(各300円)、フード(各600円)もそれぞれ単品で用意している。

ここちよい微アガーデン

〈会場〉
渋谷ストリーム前 稲荷橋広場

〈営業時間〉
8月29日(木) 17:00〜20:00
  30日(金) 16:00〜22:00
  31日(土) 11:00〜20:00

※雨天の場合は中止になる可能性もあり

会場で提供される飲料