インドネシアからは、マックフルーリー・ポップコーン・カラメル。斬新なビジュアルでドライなポップコーンとマックフルーリーのマリアージュ。4.55ユーロ(728円)

 ニュージーランドのフィレオフィッシュ・デラックス。フィレオフィッシュにチーズ、サラダ、トマトに特製ソースを添えて。5.75ユーロ(921円)セット8.30ユーロ(1330円)です。フィリピンからは、コカ・コーラ・マックフロート。キャッチフレーズは「フィリピン風に浮かぶ島」。バニラアイスが浮かぶコーラは3.60ユーロ(577円)。

◆チキンナゲットで幻のソースも

 残り2国はなんとチキンナゲット用ソースでの出場です。イギリスからはガーリック・ソース。パンチの効いた個性的な名脇役です。0.35ユーロ(56円)。最後はアメリカのシェシュアン・ソース。1998年のディズニーアニメ映画、「ムーラン」公開時にプロモーション用に作られた四川風チキンナゲットのソースでアメリカでは有名な幻のソースと言われているようです。0.35ユーロ(56円)。

 まだ始まったばかりで大反響とは言い難いですが、ギリシャのケバブ風ステーキ、シェシュアン・ソース、ガーリックソース、マックフルーリー・ポップコーン・カラメルが好評です。

 その他、マカロンで有名なラデュレでは、オリンピック記念の賞品を販売しています。マカロン28個入りは83ユーロ(1万3200円)。美しい箱にオリンピック公式マークがデザインされていることに価値がありそうです。可愛いマカロンで凱旋門やエッフェル塔を作りショーウィンドウを華やかに飾っています。

 番外編は、オリンピック開会式の裏方、ボランティアの食事です。ベジタリアン、通常のサンドイッチ、サラダなどと、チョコレートケーキ、焼き菓子をいただきました。見た目は質素でしたが1200人分の用意は滞りなく行われ、新鮮で美味しくいただきました。その後ずぶ濡れになりながらもセーヌ川で日本選手団の船に向かって元気に手を振る力を与えてくれました。

◆マスコット・フリージュが盛り上げる

 街のレストランやカフェ、お店まで、マスコットのフリージュがあちこちに飾られて愛嬌を振りまいています。最初は可愛いとは思わなかったのですが、日を追うごとに段々となんとも可愛らしく感じてくる魅力です。

 エッフェル塔がモデルかと思っていましたが、実はフリジア帽という先端が折れ曲がった赤い帽子です。革命、自由、愛国心のシンボルだそうで、18世紀の革命時に「自由の赤い帽子」として誕生しました。

 この愛らしいマスコットのグッズを身につけて歩く人々がとても素敵です。バッグに帽子にぬいぐるみ、そしてお菓子までもフリージュでいっぱいです。高級チョコレートのメゾンドゥショコラもフリージュ柄の板チョコを販売しており、お値段は22ユーロ(3520円)。

 またミニぬいぐるみをサッと迷わず買い物かごに入れた素敵なマダムを見かけました。在庫切れの前にネット購入をお勧めしますし、筆者も衝動買い、ではなく記念に購入しました。

◆エコ都市目指すパリと環境

 エコロジーを大切にするパリでのオリンピック期間は彩り豊かです。街の個性的なショーウィンドウはスポーツに関連付けられ、ワクワクします。また大型商業施設ボーグルネルショッピングセンターでは、アート、スポーツ、音楽からなるイベントが大会中に開催されています。

 紙製の巨大な凱旋門、コルドンブルー(伝統ある料理教育機関)が制作したエッフェル塔のケーキ、ギネス記録になったマッチで作った世界一高いエッフェル塔が展示されています。70万6900本のマッチで7.19メートルの高さ、75キロの重さの作品です。