2週目を迎える夏の福島開催。7日には当地の夏の名物ハンデ重賞「第60回七夕賞」(サマー2000シリーズ第1戦)が芝2000メートルで行われる。ミッキースワローが制した19年以来、5年ぶりの“七夕決戦”は例年通りに実力接近の混戦ムードだ。

 主役は上昇著しいキングズパレス。条件クラス在籍時から毎回崩れない堅実キャラだったが、5歳の今年はさらに成長。2走前の美浦Sを勝ってオープン入りすると、前走の新潟大賞典は鼻差で2着惜敗。重賞Vが手の届くところにきている。

 新潟大賞典5着のリフレーミングは福島2戦2勝のコース巧者。2走前の福島民報杯Vが鮮やかだった。前崩れの乱ペースなら、強烈な末脚が生きる。フェーングロッテンは3歳時に福島でラジオNIKKEI賞制覇の実績。レッドラディエンスは前走・メトロポリタンS2着と急激に力をつけてきた。重賞2勝の7歳バビットも健在で、白熱したレースになりそうだ。