(C)2024 Lucasfilm Ltd.

写真拡大

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から100年前の時代を描くドラマ「スター・ウォーズ:アコライト」第4話『昼』に、プリクエル3部作や「クローン・ウォーズ」でお馴染みのジェダイが登場した。一方で、これは『ファントム・メナス』との整合性に一抹の疑問を投げかけるものでもある。

この記事には、「スター・ウォーズ:アコライト」第4話『昼』のネタバレが含まれています。

この記事には、「スター・ウォーズ:アコライト」第4話『昼』のネタバレが含まれています。

(C)2024 Lucasfilm Ltd. 「スター・ウォーズ:アコライト」第4話にキ=アディ=ムンディが登場

「スター・ウォーズ:アコライト」第4話『昼』にゲスト登場したのは、キ=アディ=ムンディだ。頭の長いセレアン種族の男性。第一次・第二次ジオノーシスの戦いに出陣して活躍。マイギートーの戦いではクローン・トルーパーを引き連れて突撃したが、その裏でパルパティーンによる「オーダー66」が発令。勇ましく駆け出したにもかかわらず兵がついてこず、何事かと振り向いたところ、トルーパーに集中砲火を浴びせられて死亡する。

「アコライト」第4話の冒頭では、ジェダイらが謎の刺客メイの正体を巡って協議の卓を囲んでいる。ホログラムでメイの映像を見たキ=アディ=ムンディは、彼女が戦術を心得ていること、それでいて師の正体が不明なことを不審に思い、「この少女は脅威だ」と警告する。ジェダイの一人が訓練した可能性を指摘したヴァーネストラ・ロウに対し、教義主義の彼は評議会への上告を進言するが、そのためには元老院への報告義務が生じ、ジェダイのスキャンダルに繋がると返されてしまう。結局、ジェダイらは「内輪で処理する」ことになるのだが、これはジェダイ・オーダー弱体化の一因とも言える、場当たり的な対応や事なかれ主義を覗かせるワンシーンだ。

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

映画では白い眉や髭を蓄えていたが、今回はまだ少し若く、茶色っぽい毛髪をしている。これまでの映画ではサイラス・カーソンという俳優がヌート・ガンレイ役と兼任で演じたが、今回はデレク・アーノルドという別の役者が演じている。アーノルドは『ローグ・ワン:スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)スカリフの戦いに従軍したパオドックドラバタカット役など、過去にも『スター・ウォーズ』作品に出演したことがある。

実は、「アコライト」にキ=アディ=ムンディが登場したのには、若干の矛盾の可能性がある。『ファントム・メナス』でクワイ=ガン・ジンがシスの暗黒卿(ダース・モール)による襲撃を評議会に報告した際、「ありえぬ。シスは1000年前に滅びたはずだ」と返したのは、他でもないキ=アディ=ムンディなのである。

「アコライト」は、シスの台頭を描くシリーズであると宣伝されている。後のエピソードでジェダイらがメイを追い、その謎の師匠の正体がシスと判明した場合、『ファントム・メナス』のキ=アティ=ムンディのセリフは何だったんだということになる。

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

もっとも、彼は調査任務に赴いたマスター・ソルたちに同行していない。もしかすると今後ソルたちジェダイは、シスの存在を認知するにも関わらず、そのことを他のジェダイたちに隠匿するのだろうか……?

「スター・ウォーズ:アコライト」はで独占配信中。

The post first appeared on .