GeminiやPaLM 2といった大規模言語モデルを使って任意のテキストの要約や提案をしてくれるGoogleのメモ作成アプリ「NotebookLM」が、日本語を含む200以上の国や地域に対応しました。記事作成時点では試験的に無料提供されているとのことで、実際に「NotebookLM」を使ってみました。

NotebookLM | Note Taking & Research Assistant Powered by AI

https://notebooklm.google/

NotebookLM goes global with Slides support and better ways to fact-check

https://blog.google/technology/ai/notebooklm-goes-global-support-for-websites-slides-fact-check/

NotebookLMにアクセスして、右上の「Try NotebookLM」をクリックします。



NotebookLMの使用にはGoogleアカウントが必要。手持ちのGoogleアカウントにログインします。



ログインに成功するとこんな感じ。「新しいノートブック」をクリックします。



すると、NotebookLMに読み込ませるソースを選択します。ソースはGoogleドライブのファイル、ローカルに保存しているPDFファイルやテキストファイル、コピーされたテキスト、ウェブサイトから選ぶことができます。今回は、総務省文化庁著作権課が公開しているPDFファイル「AIと著作権」を読み込ませてみます。



読み込むと、左側の「ソース」にPDFファイルのファイル名が表示され、右側の「ノートブックガイド」概要が表示されます。「ソース」欄のPDFファイル名をクリックしてみます。



すると、読み込んだPDFファイルのテキストが表示されました。✕アイコンをクリックすると、閉じることができます。



右側画面の下部にある入力欄に、ソースに関する質問文を入力。



すると、NotebookLMがソースのPDFファイルに基づいて回答を返してくれました。



回答内には、ソースのどの部分に基づいて回答しているのかを示す注釈番号が挿入されています。この注釈番号をクリックすると、左側のソースガイドで該当部分や概要が表示されました。



回答で気に入ったものがあれば、吹き出しの右上にあるピンアイコンをクリック。



すると、以下のようにメモとして回答が保存されます。



ソースにある+アイコンをクリックすると、さらにソースを追加することが可能。今度は総務省が公開しているPDFファイル「AI利活用ガイドライン〜AI利活用のためのプラクティカルリファレンス〜」を読み込んでみました。



すると、読み込んだPDFファイル名が「ソース」に表示されました。



この状態でNotebookLMに質問してみると、両方のソースから引用した回答が返ってきました。



そして、上部のタイトル部分を書き換えることで、ノートブックの題名を変更できます。



NotebookLMのトップに戻ると、ノートブックがこんな感じで表示されていました。



今度は新しいノートブックで、ウェブサイトを読み込んでみます。アップロード元で「ウェブサイト」をクリック。



試しに、Appleのニュースリリースを読み込んでみます。



すると、こんな感じでニュースリリースの内容がまとめられ、質問をすると内容に基づいて返してくれます。



別のノートブックで、総務省の「マイナンバーカード」についてまとめたページを読み込ませてみました。概要はちゃんと出力されていましたが、左の「ソース」を見ると、サイト名が文字化けしています。



試しに質問してみたところ、エラーで回答が返ってきませんでした。他にもGIGAZINEの記事を含む複数の日本語サイトをソースとして指定してみましたが、読み込みで失敗することがあったので、記事作成時点だと日本語のウェブサイトはまとめられないこともあるようです。