そんな松田に対し、「デビューしてからはなかなか一緒に仕事もできず絡みは減っていたので、今回共演できるのはとてもうれしいし、楽しみです」と永瀬。ただ最近見かけるバラエティー番組での松田には「こんなキャラやったっけ?」と思うこともあるそうで、「元太のバカが“ビジネスバカ”なのかも、しっかり現場で見極めて、皆さんに発信していけたら」とドラマとはまた違った部分での意気込みも明かした。

■どこか満たされない孤独を抱える主婦・川野喜美子役にMEGUMIが決定
そしてMEGUMIが演じるのは、専業主婦として暮らすもどこかに満たされない孤独感を抱えた川野喜美子。娘の家庭教師の20歳以上も年の離れた耕二から誘惑され、危険な道へと踏み出してしまう。最初こそ拒んでいたものの、耕二によって心の中に抑圧されていた“女性”の部分を刺激され、喜美子はついに禁断の関係にもつれ込んでいくことに…。

これまで数々のドラマ、映画に出演してきたMEGUMIだが、「実は恋愛モノっていうのがあまり経験なくて、だいたい主人公の女の子の恋を応援する、もしくはぶっ潰す! みたいな役が多かったので(笑)、がっつり恋愛するっていう役、珍しいんです」と、今回の役どころには新鮮さを感じているそう。バラエティー番組などでのサバサバした姉御肌のイメージも強いMEGUMIが、今作で年下青年との“禁断の恋”を、どのように演じるのか――母として、女性として多くの経験を積んだMEGUMIが体現する喜美子像に期待が高まる。

■松田元太 コメント
Q. 江國香織さん原作の『東京タワー』は、2005年に映画化、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化です。今回、この作品への出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
大人の禁断の恋を描いた素敵な作品に出させていただけることが、素直にとてもうれしかったですし、すぐに先輩である岡田准一さん、松本潤さんが出演されていた映画も拝見しました。大原耕二という役を演じるにあたって、自分なりの耕二を考えつつ、また共演者の方々と現場でセッションしながら作っていけたらいいなと思っています。

Q. 2005年の映画では松本潤さんが演じられた大原耕二役を、今回は松田さんが演じられますが、役作りはどのようにしたいと思っていますか?
耕二を演じるにあたって、いろんな共演者の方々と役の上での関係性を築いていきたいと思いますし、僕自身もどれだけ耕二に寄り添えるか、それを自分の中でも課題として持っています。そこを深く追求しながら、監督さんやスタッフさん、共演者の皆さんとコミュニケーションをとっていけたらいいなと思っています。
僕と耕二の共通点は、いい塩梅の適当感というかちょっと雑な感じとか、いわゆる男の子っぽいところだと思います。そういった似ている部分も大事にしながら、MEGUMIさんとのシーンなどは耕二の表情も1つ1つ大切にしながら演じたいと思っています。そして永瀬廉が演じる透との関係性も大事に、透を支えるような人間らしさも出していけたらと思っています。今の時代ならではの小島透、大原耕二が、どう描かれるのか、楽しみです!

Q. 今作では、MEGUMIさん演じる主婦の喜美子と20歳以上差の恋愛をすることになりますが、そんなあらたな挑戦への意気込みは?
いろんなドラマ、映画を見るのは好きなので、“禁断の恋”というなかなかできないシチュエーションというのは、憧れがありますし、皆さんにぜひ新しい松田元太をお見せしたいです!
MEGUMIさんは、かっこよくてストイックなイメージ。バラエティーなどでもよく拝見していて、「姐さん」という感じでした(笑)。今日初めてお会いしましたが、とてもお綺麗で、これからご一緒するのがとても楽しみです。